ビデオ会議をアップデートしよう:オーディオはここに注意

デバイス内蔵スピーカーもできれば併用

もし、あまりにも頻繁にWebミーティングがあったり、オンラインのイベントに出席する機会があるようなら、有線/無線に限らず、耳に異物を詰めなければならない時間は、できる限り減らした方がいいですよ。

東洋医学では、耳には人体のツボの多くが集中するとも聞きますし、実は気がつかないうちに体調不良となって表れます。いや、冗談抜きで(経験者として談)!ましてこれから、梅雨明けすぐに猛暑の夏でも始まったら、エアコンと運動不足で体調管理も難しくなる時期。

ある程度静かな、できればドアを閉じられる部屋で(バスルームは、エコーと換気が辛い)、パソコン内蔵のスピーカーを使うとか、ネック式のスピーカーを使うなど、体調と相談しながら使い分けるのがベストでしょう。

オーディオ周りのセキュリティーにも注意

窓ガラスや電球の振動から室内の会話を解析する、スパイ映画のようなテクノロジーもある現代。見落としがちで重要なポイントが、リモートでのオーディオ面のセキュリティーです。

ミーティングで、パソコンの内蔵スピーカーや、スマホのスピーカーフォンを使う時には、会話が周囲にダダ漏れの状態にあることを忘れずに。家に居るからとはいえ(家だからこそ)、油断は禁物。耳や頭が痛くなければ、できるだけイヤフォンマイクを使いましょう。

また、Amazon AlexaやGoogle Homeなど、スマートスピーカーは便利なんですが、盗聴問題も度々警告されてきました。今はメーカーや製品も増えていますが、セキュリティー面の懸念は消えません。会議中だけでも、電源から完全にオフにしておくのがオススメ。

もちろん、より高度な音声コントロールができるスマホの方が遙かに要注意。『会議中に他者のSiriを呼び出して、住所録や検索履歴を出してみる』ことなどを想像すれば…どれだけ恐怖か十分にわかり過ぎますよね。手元にあればつい触ってしまったり、リマインダーが鳴りますから、会議中はせめてスマホは機内モードにしておくのがいいかもしれません。

ノイズキャンセリングはソフトウェアでできる!

セキュリティーといえば、周囲の環境音が邪魔だったり、あんまり聞かれたくなかったりしますよね?ドアの開閉や子供の声、洗濯機の音、通りのノイズ、キータッチの音など、実はビデオ映像がなくても、音だけでかなりの情報がわかるものです。

そんな時は、コレをちょっと試してみませんか?驚くこと間違いなし!バックグラウンドノイズをリアルタイムで自動マスキングしてくれるソフトウェアなんです。邪魔な音を抑えて、リモート会議の音声だけをクリアに残してくれる優れもの。このテクノロジーで、ここまで差が出るとは思わなんだ!【招待リンクあり】


ビデオ会議をし始めたのがここ最近だという組織では、自分デバイスのビデオやオーディオを詳しく理解していない人も多いでしょう。また、頻繁にリモート会議をしていたような組織でも、情報システム部が管理していた設備を使っていることがほとんどで、自分の端末のビデオやオーディオはほとんど使う機会がなかった人もいるはずです。

対面で得られるほどの情報の密度はなくても、何とか工夫しながら、今使えるビデオやオーディオを使っていきましょう。