上方落語にライブプレゼンのエッセンスを見た

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ライブプレゼンテーションとしての日本の話芸に注目する日々。前日の福岡に続いて、大阪の寄席「天満天神繁昌亭」で、落語を聞いてみました。
http://www.hanjotei.jp/

天満天神繁盛亭繁昌亭は、梅の花が咲き誇る天満宮の横にあります。上方落語の殿堂は、2006年9月にオープンしたばかりで、非常に綺麗です。入り口正面や、ホールの天井には、協賛した企業や団体、個人の名前が書かれた白い提灯が鈴なりです。

「ぎりぎりでもチケットは買えるはずだし、どうせネットで即だし」なんて変な余裕で構えていたら、もうチケットぴあの取り扱いも終わっていました。あ、これはまずいな…。そこで、朝から窓口に40分並んで、何とかぎりぎり当日券を入手。それでも結局、前の方の空席に案内してもらったので、落語家の表情も良く見えます。前日が、調整室の窓越しだったり、ビデオカメラのファインダー越しだったので、特に嬉しかったりして。

さて、この日のメインは、桂ざこば師匠。舞台袖に登場した時の拍手も一番大きい。

http://www.kamigatarakugo.jp/profile/3/05/
http://www.nichigo.com.au/topics/int/2003/0302_zakoba.htm

まくら(噺の本題前のネタ)でいきなり、「今日は、何喋ろうかいなー」。観客も分かったもので、それを受けて「まいちゃんの話!」。そこから、娘さんへの愚痴が延々と続く(笑)。「ガンバレ〜!」と来れば、「…そんなこと言うさかい、何話そうとしたか忘れてもうたやんか!」で大爆笑。本題は、金の貸し借りをめぐる男三人の人情噺。しんみり聞かせるところは聞かせて、隣のおばさんの鼻をグスグスさせる。

上手いなと思いました、流石。ただの、関西ローカルTVタレントじゃないことを再確認(失礼)。正直、ちょっと驚いたほど。

自然に聴衆を巻き込んで、会場の一体感を作り上げている。無音の瞬間を作ることが、ちょっとした飢餓感を生み出し、聴衆の関心を高めている。話(噺)にリズムがあるんですね。ともすると声量とスピードばかりが前面に出がちな若手とは明らかに違う。ここら辺は、自分が誰かに話を聞いてもらうように喋る上で、とてもヒントになる気がします。

昼席は16時で終わり。最後の演目の方は、睡眠不足と疲れが祟って、心地よく居眠りしていました。それはそれでまた1/fゆらぎの絶妙のしゃべりということで(ホントか?)。

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