実録:Macを修理プログラムに出す時はココに注意しよう!

Macを修理に出すことになったら、準備しておくこと

自分のMacが対象機種かチェックする

前述の項目までは、修理する必要のあるなしに関係なく、日頃やっておくべきことです。これ以降は、修理の可能性を前提に進みます。まずは、自分のMacが修理対象機種かどうか、シリアルナンバーを入れてチェックします。ここで重要なのが期限。仕事の都合ですぐには修理に出せなくても、必ず期限までに余裕を持って申し込みましょう。
https://checkcoverage.apple.com/jp/ja/

システムレポートを保存しておく

「このMacについて」では、Macの詳細をまとめた「システムレポート」を表示し、結果を保存しておきましょう。拡張子は .spx で、5〜6 MB程度にはなりますが、必要に応じてサポートに送信します。シリアルナンバーはシステムレポートでも把握できます。
https://support.apple.com/ja-jp/HT203001

システムレポート
詳細が一覧できる便利なシステムレポート。

不具合の詳細をまとめておく

起きている不具合を、詳しく、具体的にまとめたテキストを用意しておきましょう。メールやチャットで問い合わせする時に、コピー&ペーストして送信すれば楽です。必要なら、スクリーンショットを撮ったり、iPhoneでビデオ撮影して、記録を残しておきましょう。
特にチャットの場合、マニュアル通りのクドいほど丁寧で不毛なやり取りが続くのが、結構なストレスになります。詳細は、最初にまとめて送った方がシンプルで、手続きも最短時間で済みます。

  • 何を?
  • どうしたら?
  • どうなるか?
  • いつ頃からか?
  • 特定のアプリケーションに関係しているか?
  • Safeモードや、別のアカウントでログインしてもそうなるか?
  • 周辺機器やオプションの装備を外してもそうなるか?
  • 違うネットワークでもそうなるか?
  • 再現性があるか?
  • スクリーンショットや写真、ビデオ、オーディオなどの記録はあるか?
  • その他

ミュージック(旧iTunes)の認証を解除する

つい、忘れがちなのがコレですが、必ずやっておきましょう。Apple IDにはMacを最大5台まで紐付けられます(iPhoneやiPadまで入れると10台まで)。

ミュージックで認証を解除
忘れがちなのがミュージックの認証解除!

データをバックアップする

バックアップは、いくつかの種類があるので、それぞれ確実にチェックしておきましょう。

まず、Time Machineには、最新の状態がバックアップされていることを確認しましょう。アプリケーションやユーティリティーなど、ちょっと面倒ですが後から再インストールすればいいものは、バックアップ対象から外しておけば、自分が作ったファイルなど、より重要度が高いデータだけを優先的にバックアップできます。

次に、iCloudには、住所録やカレンダー、キーチェーンなどが自動でバックアップされています。また、iPhone/iPadのデータや写真を、MacではなくiCloudにバックアップする設定になっている場合もあります。これも最終バックアップ日時を確認しましょう。

また、DropboxやGoogleドライブ、BOX、OneDriveなど、パブリッククラウドサービスを使っている場合は、それらの最終同期日時もチェックしましょう。『不具合チェックのために、一時的にオフにしていたまま忘れていた…』という話はよくあります。

下取り価格と新モデルの価格を調べておく

修理プログラムは、過去に遡って古い機種も対象になることがあります。やや古めのMacであれば、修理に出す時点で、買い換えを考えておくのも一つのオプションです。私は時々、修理に出すデバイスは代替機に格下げすると決め、乗り替える新しいデバイスを先に買ってセットアップし、それと並行して修理に出すこともありました。修理の間は、使えるデバイスが1台減ってしまいますが、代替機が不要になったらスムーズに処分して、リソースを最適化するための手段です。
https://www.apple.com/jp/trade-in/