VRの4倍!ビデオ専用ゴーグルMovieMaskは大画面がキレイな顔面映画館だ!

MovieMaskのココはちょっと残念…

頭の動きすべてにスクリーンが付いてきてしまう

これは初めて知った感覚です。寝転がってもOKなのと矛盾しますが、ちょっとした頭の動きでも、必ずスクリーンが一緒に動いてしまうんです。2時間微動だにせずに映画を見続けることなんてできませんから、これはちょっと辛く感じました。

無線が前提

残念ながら、Lightningケーブルなどで、充電しながらは使えません。充電は別にいいんですが、イヤフォンやヘッドフォンも、有線だと端子に挿す部分がケースの縁に当たってしまいます。2つのジッパーの境目をうまく調整するぐらいしかできないので、Bluetoothイヤフォンやヘッドフォンが必要です。

オンラインの映像を見るにはWi-Fiが要る

これも無い物ねだり。集中するためにWi-Fiを切ってしまうと、当然、オンラインでは見られず、スマートフォンの中にある映像しか見られません。ハードディスクレコーダーやNASに溜めたままのビデオを見たくても、繋いだりできません。

ちょっと大きくてゴツい

Oculus Goと比較すると、レンズが入っている箱の部分の幅が結構長いんです。顔にくっつける部分も、固いプラスティックでがっちり固定されているので、ケース買う人は少し余裕を見ておいた方がよさそうです。ゴーグル保管用にしようと買ったカメラバッグが、結構ギリギリです。

顔面に跡が付く、首が疲れる、鼻の影が入ったり

こればっかりは、VRゴーグル同様、仕方ないですね。視力よりも先に、頬骨の肉に食い込む圧力に負けてしまいます。IMAX 3Dのゴーグルよりも重いものを、鼻で支えて2時間過ごすのはなかなか辛いものがあります。

鼻が低い平面顔にとって辛い、中央の下の方に、薄らと鼻の部分の盛り上がりが出ますが、気になるほどではありません。鼻の下に結構なスペースができて、そこから外光が入って来てしまうのも同様。
やはり、ベルトでガッチリ固定してしまわずに、仰向けで顔に乗せて使うのが最適かもしれません。ただし、そのまま爆睡の危険あり。


今や、映画館とは、単に映画を上映する施設ではありません。ゲストのトークショーなどのイベントを開催したり、見る人が参加者となって全員で騒いで楽しむ応援上映や爆音上映をやったり、コンサートをライブ中継したり、座席で食事を楽しみながら見たり。この辺りは、セレクトショップ化したり、体験込みで販売しないと生き残れない、書店と同じ構図。つまり、『わざわざその時間に、出掛けていってまで、場合によってはスマートフォンをオフにするだけの、価値がある体験を提供する場所』であることが求められています。

MovieMaskは、スマホを使ってもよし、オフにしてもよし。誰とも共有せずに済む究極の引きこもり映像体験ガジェットとして、VRとは違う没入感を楽しむのに手軽なデバイスです。