東京都内でレンタルサイクル ドコモ・バイクシェアに乗ってみた

注意点や気になったところ

予約したら20分以内に利用開始を

最初にミスしたのが、これ。利用者が多くて借りられなくなっては困ると、早めに予約し過ぎてキャンセル扱いになってしまいました。というのも、表示される車体番号をクリックすると、『予約しますか?』などの表示も無く、いきなり予約扱いになってしまうのです。サイクルポートの近くまで行ってから、スマートフォンで予約するのが確実のようです。

区単位でサイクルポートのマップが別々

管理が区ごとで分かれているので、サイクルポート全体のマップが一覧できません。区をまたいで使いたい場合は、Googleマップの「マイマップ」として登録しておくのが便利です。

5時間以上使うなら最初から1日パスを購入

利用した料金は、2日間で3台(3回)借りて約4,000円。そのうち初日に12時間ほど借りていたところ、1日パスの料金を遙かに上回る3,000円近くになってしまって驚きました 🙁

1日パスを購入するには、「無人登録機」があるサイクルポートでクレジットカードか交通系ICカードで決済するか、「有人窓口」で携帯電話と顔写真入り身分証明書の提示が必要です。手数料540円で専用ICカードが発行されます。少し遠出してでも1日パスを購入すべきでした。ただ、ややこしいのが、「1日パス販売窓口」ではあっても、サイクルポートではない場所もあること。近くにサイクルポートがあるので、問題ないとは思いますが要注意。

例えば5時間以上使うと自動的に1日料金にスイッチするような、キャップ制を導入して欲しいところです。

バッテリーが切れたら終了

「走るスマホ」としては、バッテリーの残量が気になるところ。サイクルポートに止めるたびに自動で充電されるような仕組みではなく、1台ごとの使い切りなので、充電や自転車の交換はできません。よほど長距離や上り坂を乗らない限り、1日乗っても途中でバッテリー切れになる心配は無さそうでしたが、夕方以降にライトを使い出すとシビアかも。走りながらスマートフォンを充電できるUSBポートも欲しいと感じました。

歩行者天国や人混みでは使えない

これは、利用者側のマナーですが、人混みでは押し歩きが基本。渋谷や、休日の銀座、交通量が多くて歩道も狭い場所では、使えないと思っていた方がいいでしょう。道路の右側を逆走したり歩道の車道側を通らない、レンタサイクル以外の自転車も、残念ながら多く見掛けたので、利用者としては要注意。

押し歩きすると結構重い

その押し歩きですが、電源をオフにして押す電動自転車は、バッテリーと駆動機構の分だけ重たいので、取り回しが少々大変になります。

スマホ片手は要注意

マナーやルールについては、私自身も偉そうなことはいえません。今回、7月の主に『Ingress Aegis Nova Tokyo』のプレイで使ったこともあって、ゆっくりとはいえ走りながらついスマートフォンの画面をチラ見しそうになったり、片手運転してしまうことがありました。

ただ、単純にナビとしてのスマートフォンの置き場所が欲しかったのは正直なところです。

車体が汚れていることもある

利用したり見掛けたサイクルポートは、すべて屋根無しの屋外でした。そのため、ハンドルやサドル、レバー、かごが少し汚れていることもありました。人が巡回してメンテナンスしてもいるんでしょうが、明るい色の服や荷物で乗るときは、ウエットティッシュでサッと拭くなど、注意した方が良さそうです。

サービス名の違いに戸惑う

各区で「江東区(臨海部)コミュニティサイクル」「港区自転車シェアリング」「中央区コミュニティサイクル」「千代田区コミュニティサイクル ちよくる」と呼んでいますし、一般呼称は「レンタサイクル」、私が検索したのは「レンタルサイクル」、そしてサービス自体は「ドコモ・バイクシェア」。
これは混乱しますし、SEO的にももったいない気がしました。(そもそも、自動車は「電気自動車」なのに、自転車は「電気自転車」とは呼ばないのはなぜなんでしょうね?)


ドコモ・バイクシェア
中国のような悲惨な末路にならないように…

このドコモ・バイクシェアは、横浜や神戸、広島、八丈島(他地域とは、一部手続きが異なります)などでも使えますし、都内の一部のサークルKサンクスにもサイクルポートが設置されるようなので、これからさらに拡がりを見せるでしょう。機会があればまた使ってみたいと思います。