写真の高画質な拡大ならPhotoshopよりもGigapixel AIがいい理由

でもやっぱり、PhotoshopよりGigapixel AIの方がいい理由

そんなPhotoshopの機能強化を踏まえて、それでもGigapixel AIをオススメしたい理由があります!

  • デフォルトでJPEGやPNG、HEICを扱え、任意のフォーマットで保存できる。Photoshopは、Camera RAWの設定をカスタマイズする必要があり、例えば、JPEGをCamera RAWで開く設定に変えると、それ以降はすべてのJPEGがCamera RAWを経由しないと開けなくなって、使い勝手が非常に悪い
  • Photoshopと違い、PNGファイルも扱える。保存フォーマットもDNG以外を選択可能。Photoshopは、Camera RAWの処理で一旦DNGが保存され、「別名で保存」すれば別フォーマットを選択可能。
  • 拡大サイズが最高で6倍(面積比で36倍!)まで対応。
  • 拡大と同時に、人物の顔を自動判別して、最適な高画質化処理を適用。Photoshopには人物に使う「ニューラルフィルタ」があるものの、いちいちAdobe Senseiで処理するので、動作がもっさり。
  • フォーマットが違うファイルでも、複数を一度に開ける。個別に設定して、一度にバッチ処理が可能
デフォルトでJPEG/PNG/HEIC/TIFFを扱える
デフォルトでJPEG/PNG/HEIC/TIFFを扱える
低解像度の写真も、最高で縦横サイズ6倍まで拡大しながら高画質化
低解像度の写真も、最高で縦横サイズ6倍まで拡大しながら高画質化
人物を判定し、写真に最適なAIモデルをダウンロード
人物を判定し、写真に最適なAIモデルをダウンロード

Gigapixel AIは、Photoshopユーザーにこそオススメ!

私がGigapixel AIを使っている目的は、サイズが小さくて使えない写真を拡大して使えるようにするというより、高画質にするために一回拡大して、その後で必要な大きさにリサイズするエンハンス処理の方が多くなりました。クライアントから提供される素材や、有料・無料のフォトライブラリーの素材など、フォーマットは圧倒的にJPEGが多いです。その意味では、Gigapixel AIは、Photoshopユーザーにこそオススメです。

ただ、高画質化を極めるなら、同じTopaz Labsがリリースしているノイズ除去専用アプリケーションのDeNoise AIや、シャープ処理専用アプリケーションのSharpen AIを組み合わせれば最強だし、楽なんじゃない?って、同社の販売戦略まんまですねw でも実際、写真処理がメインのプロフェッショナルには、こっちのセットの方がオトクだと思います。

ちなみに、詳しくはいえませんが、Gigapixel AIの最新ベータ版を試している限りでは、AIモデルを始めいろいろな機能がさらに強化・改善されています。UIも、より使いやすくなっている印象。次のアップグレードに期待しましょう 😀

[追記 2022/12/01] 折角、いろいろな方にここの記事をいろいろ読んでいただいて、アフィリエイトリンクから購入して支援いただいたのに、Topaz Lab社からいきなりアカウントを強制閉鎖されてしまいました :'(
理不尽さには憤るものの、いちユーザーとしてできることは限られるのでここ数ヶ月モヤモヤしています…
https://topazlabs.com/