iPhone -AirPlay-> Macのココは要注意
- あくまでも、写真やビデオ、オーディオだけ。WebブラウザーやKeynoteを表示させたり、iPhoneで操作している様子がそのまま共有できるわけではない。iPhoneが、Macの外部ライブカメラになったりもしない。
- iPhoneの向きは縦横関係なし。横位置で撮影したビデオは、そのまま横長で表示される。
- 人に見せるとまずい写真やビデオは隠しておかないと赤っ恥!
- 再生やポーズなどのコントロールは、iPhone側でしかできない。
- iPhoneでは表示される写真の位置情報のマップは、Mac側には表示されない。
- 途中で他の操作をすると、Mac側での再生は停止される。例えば、iPhoneをリモコンにMacのKeynoteでプレゼンしている場合、iPhoneの写真の表示とKeynoteとは、それぞれ再生を続けたままスイッチはできない。
また、Mac側でYouTubeやミュージックを再生していれば止まる。iPhoneでAirPlayの再生を停止しても、Mac側の再生は戻らない。 - ペアリング済みのMacの場合、Mac側で音楽の再生を止める方法がない。写真やビデオの場合は、Macの画面全体が覆われるので、escキーを押したりクリックで表示を停止できるが、音楽の場合はどのアプリケーション?ユーティリティー?で再生されているのかもわからない。サプライズやイタズラはいい迷惑かも…
- iPhoneで先に音楽を再生してMac側に出力し、次に写真を再生してMac側に出力した場合は、両方Mac側で表示される。一瞬、音は途切れるものの、BGMを見ながら写真ライブラリーをブラウズ可能。ただし、この順番を逆にして、先に写真、次に音楽を出力しようとしても、音楽アプリに切り替えた時点で、写真の再生は停止される。ちなみに、スライドショーとして再生する方法は別にあり。
- Mac側がAudio MIDI設定でオーディオの入力をコントロールしている場合、音は再生されない(入力として認識されないから)。
- 古いMacや、Windows/Androidが環境に混ざっていると、棲み分けや管理運用が手間かも。
iPhone -AirPlay-> Macで再生する手順
- 動作対象の環境であることと、iPhoneとMacが同じWi-Fiに接続されていることを確認する。各種の通知は、画面上に表示されないとはいえ念のためオフに。
- Macの「システム環境設定」-「共有」で「AirPlayレシーバー」をオンにして、受信する相手を設定する。許可する対象の範囲は、「現在のユーザ(自分だけ)」から「すべての人」まで(AirDropと同じ)。パスワードを設定してセキュアに運用も可能。
- iPhoneでコンテンツを表示・再生する。写真とビデオは写真アプリ、音楽やトークはミュージックまたはPodcastアプリで表示・再生する。
- 共有方法としてAirPlayをタップし、AirPlay先を選ぶと、Mac側で表示される。よく使うなら「アクションを編集…」でトップに置いておくのが楽。iPhoneからAirPlayで再生中は、左上の時間表示の背景が青くハイライトされる。
- iPhone側でもMac側でも、他の操作をすると表示・再生は停止される(音楽の制限は前述の通り)。
旨い蕎麦をまた食べに出掛けたい…。iPhoneからデータを移すなら、USBハブ経由が便利です。また、操作画面をそのまま表示するとか、外部カメラとして使う場合には、Lightningケーブルで直接接続することが必要です。
それらの必要がなく、少し離れた場所から使いたい場合には、このAirPlayで飛ばすのが簡単かつ効果的です。プレゼンテーションやセミナー、インストラクションなどで活躍するはずなので、ぜひお試しを。