USBメモリで作るMacの緊急起動用ドライブ

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備えあれば憂いなしインフルエンザやノロウイルス対策、してますか? Macも、それなりの予防対策をしておくと何かと安心ですよ。DVDドライブやネットが無くても起動できる、緊急ドライブをUSBメモリに作る方法をご紹介します。

そもそも、最近のMac OSは、非常に大きいファイルサイズのインストーラーをApp Storeからダウンロードすることを前提としています。「Mac OS X Lion インストール」(10.7)は約3.8 GB、「OS X Mountain Lion インストール」(10.8)に至っては、約4.4 GBもあります。プリインストールされているマシンでもOSのディスクなどは一切付属せず、復旧が必要な場合には、普段は見えない「Recovery HD」というパーティションから起動できるようになっています。

じゃあ、DVDドライブもインターネット接続も無い緊急時だったら一体どうするのか?


ポータブルドライブを用意しておくという選択肢もありますが、私の場合、取引先や他の人のマシンをメンテナンスすることもあるので、OSのアップグレードを機に、緊急起動ディスクをUSBメモリに作ることにしました。保管や更新も簡単ですし、何より安い!
ただ、セキュリティーに厳しい組織では、USBポートやDVDドライブが使えない場合や、そもそも記憶媒体やスマートフォンが持ち込み禁止の場合もあるので、そこは十分ご注意を。
TechTool Pro 6

ここでメインとなるのは、メンテナンスユーティリティーの
「TechTool Pro(テックツールプロ)6」
。このツールは、緊急起動と診断が可能なディスク「eDrive」を作成することができるのです。

 

●必要なモノ

  • Mac本体と、その環境で最新のOS
  • TechTool Pro(パッケージ版はDVDから起動できるディスク)
  • 外付けハードディスク(SSDでもOK)
  • 16 GB以上のUSBメモリ(条件次第ではSDカードでもOK)

 

●具体的な手順
緊急起動用管理者アカウントを作成1.管理者アカウントを新しく作り、必要最低限のシステム環境にする。
「システム環境設定」>「ユーザーとグループ」で、管理者アカウントを新しく作ります。
eDriveは、「Mac OS X 元ボリューム」としてユーザアカウントを参照しますが、普段のアカウントのままだと不要なファイルまで複製してしまうので、「ダイエット用」アカウントを事前に用意しておくわけです。私の場合、iCloudも使わないだろうと思い、Apple IDも設定していません。
アカウントを新しく作ったら、そのアカウント(例では、赤い十字アイコンの「admin」)にスイッチします。

eDriveの作成2.TechTool Proで、外部ハードディスクにeDriveを作る。
新しいアカウント「admin」にログインして、不要なシステムファイルをオフにします。
TechTool Proを起動すると、シリアルナンバーを求めるダイアログボックスが開くので、入力します。
「モード」>「ツール」>「eDrive」を選択し、「eDrive作成ボリューム」に外部ハードディスク、「Mac OS X 元ボリューム」に起動中のディスクを選んで、[eDriveを作成]ボタンをクリックします。
eDriveを、直接USBメモリに作らないのは、アクセススピードが遅く空き容量も足りないことと、一旦動作確認するためです。
ちなみに、eDriveを作成するボリュームはFileVaultでプロテクトされていないことと、USBメモリは予め「GUID パーティション方式」でフォーマットされていることが必要です。

eDriveでの起動3.eDriveで再起動し、動作を確認する。
再起動時にoptionキーを押して、eDriveを選択します。派手な黄色のデスクトップが表示されるので、基本的な動作を確認し、システム環境を設定します。

4.元のOSで再起動し、外部ハードディスクのeDriveをUSBメモリに複製する。
ディスクユーティリティの「復元」で、eDriveをUSBメモリに複製します。複製が終わったら、外部ハードディスクのeDriveは削除します(eDriveは複数作成できないため、削除が必要)。

起動後のeDrive5.USBメモリのeDriveで起動し、動作確認する。
アクセススピードが遅いUSB 2.0だと、一つひとつの操作にかなり時間が掛かります。Appleロゴが消えてログイン画面が出るまで約5分、ログインしてFinderが操作できる状態になるまで約5分、さらにTechTool Proを起動して操作できる状態になるまで約5分…途中、マウスポインターがレインボーサークルになったままの状態を何回も挟むので、気長に待った方がいいでしょう(とはいえ、これを使う必要に迫られたときには、そうも言っていられないんでしょうが、だからこそ)。

ちなみに私のeDriveには、さらに以下のツールを追加しています。
TinkerTool Mountain Tweaks

TinkerTool
Mountain Tweaks
OSのいろいろな機能のオン/オフに使っています。隠し機能などもGUIで簡単に設定できるので、重宝しています。両者で重複するところも多いのですが、使いたいほとんどの目的はこのどちらかで対応できるので、併用しています。


MagicanMagican
不要な言語リソースや重複ファイル、ログやキャッシュの消去に使っています。中華ツールっぽいのがちょっと不安…。
あともう1つ不安なのは、これ+手動でいろいろ削り出してから、Adobe CS6シリーズのアップデートでエラーが出るようになったので、ただ今監視中【未確認】。


Memory Scope
メモリの解放ツールです。バックグラウンドで動作するアプリケーションやシステムファイルを一覧表示して、任意のものを終了させることができます。アクティビティモニタの支援ツールとして。
Memory Scope App

カテゴリ: ユーティリティ

価格: ¥170

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