接続が切れたMagic Mouseをキーボードだけでつなぐ方法
ここからは、具体的なステップで進めていきましょう。
- Magic Mouseのバッテリーが十分なことを確認し、裏面のスイッチをオンにする。Magic Mouse 2は黄緑色が表示される側です。Magic Mouse 1は、緑のライトが点滅して、接続待ちの状態になります(点滅のリズムは ・・— )。
- commandキーを押したままtabキーを何度か押して、Finderに切り替えます。Spotlight検索(デフォルトではcontrol +スペースバー)で「システム環境設定」を検索し、returnまたはenterキーで開きます(「sys」と入力するだけでも、「system Preferences.app」が候補に挙がるはず)。
- 「システム環境設定」の検索フィールドに「b」と入力すると、リストの一番上に「Bluetooth」が表示されます。
- ↓キーを押してこれを選択し、returnまたはenterキーを押すと「Bluetooth」パネルに切り替わります。デバイスのリストには、直前まで接続されていたMagic Mouseが表示されています。
- Magic Mouseを選択してスペースバーを押すと、再接続されます。
それでもダメなら…
これでもうまくいかない場合は、以下を試してみましょう。最悪は、Magic Mouse本体が壊れていれば、修理というより買い直しの可能性もありますが、とにかく、その前にできることはいろいろあります。
- Magic Mouseの電源を一度切って、入れ直してみる。バッテリーの確認も忘れずに。
- 近くにある別のマシン側でMagic Mouseが認識されてしまっていないか確認する。例えば、目の前のiMacにつなぐはずが、以前つないだ向こうの机のMacBook Proで先に認識されてしまっていた!ようなことはあり得る。一時的にMagic Mouseを貸した同僚のデバイスに先につながってしまい、デバイスのログインパスワードもわからないので解除できないような例も。
- スピーカーやヘッドフォン、キーボードなど、別のBluetoothデバイスがある場合は、一時的にそれらをオフにしてみるのも有効。
- Macを一旦、強制終了。再起動すれば、基本的にはそのまま自動認識される。
- それでもダメな場合は、最後の手段で外付け有線USBマウスのお世話に。ただしこれも、接続側がUSB-Cポートだったりすると絶望…なので、せめて変換アダプターは、身近に置いておくのが安心。
予防策1:マウス名を付け替えておく
Magic MouseとMagic Keyboardが並んで紛らわしいので、名前を付け替えて識別しやすくするのもいいですよ。「システム環境設定」-「マウス」-「Bluetoothマウスを設定…」を開き、デバイスを右クリックすると、好きな名前が付けられます。これで、間違ってメニューを選択してしまうのを避けられます。
予防策2:充電をリマインダーに設定しておく
もし、接続が切れてしまうのが充電のアラート無視だとか(徹底的に無視する人は現実にいます)、予期しない充電切れなら、充電のリマインダーを設定しておくのがシンプルな解決策。人間、不思議なもので「忘れてもいい」安心感があると、なぜか覚えていられるものですが、仕事終わりに充電して放置しておけば、一晩の充電でひと月ぐらいは持つでしょう。Magic Mouseをひっくり返してLightningケーブルをぶっ挿す、全然美しくないUIはやっぱりあり得ませんが…
予防策3:予備の有線マウスを準備しておく
こういう事態に備えて、職場に1つは有線マウスを置いておくのはいい予防策です。冗談ではなく本当に!
社内でサポート役をやるような立場の人ならもちろん、常駐先の業務やイベントの中継など、出先のオペレーションなどでリスクを減らしておきたい人にもオススメ(今、経験者が真摯に熱く語っています)。バッテリーやBluetooth、OSのバージョンや設定の心配をせず、確実に接続できるデバイスの安心感は、十分理解できるはずです。大体「普通のUSB有線マウス」がコンビニなどで手軽に買えるとも限りません。
普段使いするわけではないので、高機能マウスでなくてOK。もちろんこれとUSB-Cアダプターはセットで!