夏に名作を耳で聞くオーディオブック

0
133
views

ききみみ名作文庫連日、猛暑が続く夏休みまっただ中。夏休みと言えば、読書。そう、毎年、新潮文庫などの夏のフェアには、多感な青少年にアピールする秀逸なコピーが踊っていたものでした。

ここのところ、何らかのマニュアル的な本以外の書籍や雑誌を買うことも読むことも減っていることに、かなりの危機感を感じています。それでも少しでも読書的なことを楽しめるアプローチをしています。

最近、聞いているのがポッドキャスト番組「ききみみ名作文庫」。これは、iTunesで聞く、名作の朗読です。

TOKYO FM - ききみみ名作文庫<p><p>

太宰治、梶井基次郎、芥川龍之介、菊池寛など、確かに「新潮文庫の100冊」に入っていたような作家の代表作が配信されています。忘れていた「走れメロス」や「杜子春」の細かいストーリーに、柄にもなく聞き入ってしまいました。

それもそのはず。朗読するのが、横内正、大塚明夫、栗原小巻、林隆三、宮崎美子などの豪華な俳優・声優陣。情感見事に読み上げます。常田富士男の朗読は凄いですよ。口元が緩い人特有の、唇の内側に溜まった唾が立てるペチャペチャした音がしっかり聞こえます(笑)。もし、こんな生々しい音を、イヤフォンを通して聞かされたら、違う意味で鳥肌間違いなし。

絵やアニメーション、写真、文字が一切無く、もちろんカバーアートや歌詞を気にすることもありません。限られた情報によって一層掻き立てられる想像力。ただただ、名優たちの声や息づかい、間の取り方に耳を傾けます。

名作には、名作として残るだけの所以があります。そして、夏に出会う作品には、それだけのきっかけがあるはず、と思ったりします。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here