キーワードコピーを300本書いたけれどAIでいいんじゃないか?

先週は、OvertureとGoogleのSEO(検索エンジン最適化)用コピーを300本弱書いていました。久しぶりに、頭が煮えました。実際に、季節の変わり目の影響か、扁桃腺が腫れて煮えたぎっていた訳ですが :'(

サービスや商品の特徴や魅力を表す言葉をキーワードに、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットを組み合わせます。似たような言葉を少しずつアレンジしたり、順番を入れ替えたり、言い回しをいじったり。同じ言葉でも、名詞として使ったり、形容詞にしてみたり、動詞で使ってみたり。当然、日本語特有の表現の「ゆらぎ」や、表示された時の改行位置なども考慮しながら。限られた僅かな文字数の中で、最も効果的な表現を探ります。

送り出したフレーズは、誰かが検索した時に、ウインドウのどこかに表示されることになります。どこで、誰が、何回、どんな経路で、どれぐらいの時間閲覧したのかといったさまざまな効果が測定され、費用対効果というレポートになります。

ただ、私自身は、『AIでコピーが自動生成される未来が来ればいいのに!』と常々思っています。天気予報や株価の通知など、定型文はかなりの制度でAIが文面を自動生成できるレベルになっていると聞きます。一般的な検索コピーも、キーワードと文字数、文体など、使う要素があれば、自動生成は難しくないのではないか?日本語特有の複雑さはあっても、どのような組み合わせならどれぐらい効果が期待できるのか、クリエイティブ+デジタルマーケティングツールで生成から分析まで、一気にできるはずです。この分野でも、大手企業から着実に導入が始まるでしょう。

必ずしも人でなくてよかったり、人ではない方が効果が高いのなら、人間がそこにしがみついている必要はないと思っています。どこかの誰かが、課題の解決や自己評価の確認、これから目指す人生の目標として、検索し、ヒットした時に、どれか1つだけでも、僅かでもその人の心に引っ掛かるようなフレーズであって欲しい。計測して数値化できるパフォーマンスという面だけに限らず、自分が書いたコピーが何らかのいい働きをしてくれることを、願わずにはいられません。書かれたコピーを受け取るのが人である限りは。