
サランラップにホッチキス、宅急便、ジェットコースター、ゴールデンウィーク、スパム。共通点は何か分かりますか?ヘッダ画像で出オチしていますが、正解は、全部商標名だということ。つまり、特定の商品を指すのではない限り、基本的には一般名称に差し替えることが必要です。以下の例だと、NHKの放送では後者が使われます。
- サランラップ→ラップフィルム
- ホッチキス→ステープラー
- 宅急便→宅配便
- ジェットコースター→ローラーコースター
- ゴールデンウィーク→大型連休
- スパム→spam(迷惑メール)
ただし、登録されている商標すべてが使ってダメなわけではありません。例えば「女子高生」は、なぜか伊藤ハム株式会社の登録商標です!この辺りは、あまりにも一般的な用語なので、特に許諾を得なくても普通に使えます(ただし、公報通り弁当や餃子、しゅうまい、ピザ、ミートパイ、菓子、パン類に使うには、許可が必要)。
商標の情報は、独立行政法人工業所有権情報・研修館のサイトで検索できます。
ちょっとネガティブ情報も挟んでおくと、自分が登録した商標を勝手に使っていることをネタに、金銭的な要求をしてくる「商標ゴロ」もいます。というか、そういう恫喝のために文言を作っては、わざわざ商標として登録しているわけですが。
そんな時、いちいち商標登録を調べなくても、どんな言葉が商標として注意が必要かを指摘してくれる方法があります。それが、ATOKのような賢い入力変換ツールを使うこと。
入力変換する単語が、使うのに注意が必要な商標の場合、それを指摘したり、代替の一般用語を自動表示してくれます。さらに、NHK用語や共同通信社用語などの専用辞書を使ったり、自分専用のユーザー辞書をカスタマイズすることで、より正確な単語をストレスなく入力できます。