AI配車とPayPay!予約や支払いもスマホでOKなDiDiタクシーに乗ってみた

DiDi

DiDi(ディーディー)は、中国のDidi Chuxing(滴滴出行)とソフトバンクが共同出資したタクシーサービスです。日本各地でサービス展開していますが、AIによる配車システムと、PayPay連携がウリらしく、機会があったので乗ってみました。

東京都内で平日の夜に、駅までの距離が少しある場所にいて、しかも次の予定に完全に遅れていたこともあって、試しにDiDiに乗ってみることにしました。流しのタクシーを捕まえなかった理由は、Googleマップで行き先を調べていたところ、タクシーのタブにDiDiが表示され、徒歩と電車移動よりもかなり速く着きそうだったので、半ば成り行きで配車を依頼してみました。一応、ユーザー登録だけは事前に済ませていたこともあり、ハードルはそれほど高くもありませんでした。

ほどなく到着したのは、最近増えているボックス型のタクシー。キャリーカートぐらいなら、わざわざトランクを開けることもなく、後部座席もゆったり。大柄な外国人が複数、スーツケースと一緒に乗っても結構余裕があって、車椅子もほぼそのまま乗車できるサイズなんだとか。

DiDiのドライバーさん
確かに、視界も足下も広々。

そんないろいろなことを話してくれたドライバーさんは、ウェーブが掛かったちょっと長い髪を後ろで結んだ、なかなかファンキーなお兄さん。DiDiで運転しだして数ヶ月ということでしたが、セダンタイプに比べると見通しもよくて、とても運転しやすいとのことでした。来年のオリンピックに向けて、至る所で道路工事が目に付きましたが、昼夜を問わず工事が続いているので、時間帯や場所によってはかなり走りにくいのだそう。そして、タクシーがちょっと大きい分、狭い道の切り返しなどに苦労するとの話でした。

乗った感想としては、至って快適。Uber Blackとはまた違う、リラックスした移動でした。特に、ある程度の大きさの荷物を持っている場合、ドライバーさんにお願いするとはいえ、いちいちトランクを開けて積み卸ししなくていいのはスムーズだと感じました。同じ距離なら、多分、Uberよりもリーズナブルかも。

DiDiに乗る前にやっておくこと

  • 専用アプリをダウンロードして、利用者登録する。
  • 決済方法を登録する。登録できる決済方法は、クレジットカードやPayPay。車内決済も可能。
  • 自分が乗りたい場所が、サービス提供エリアか、確認しておく。
  • クーポンがあるなら、事前に登録しておく(有効期限をチェック!)。

DiDiに乗るときにすること

  1. 専用アプリまたはGoogleマップから、地図上で乗車場所と目的地をタップして、配車手配する。日時を指定した、配車予約はできない。
  2. 配車手続きが完了したら、到着予定時間や車種、ナンバー、ドライバーがアプリに通知される。
  3. 車が到着したら、ドライバーと相互に確認して、予定通り目的地まで乗車(変更も可能)。
  4. 目的地に着いたら、そのまま降車(車内決済以外は、アプリ操作やレシート等一切不要)。
  5. 後から、ドライバーを評価して終了(任意)。

ココはUberと同じ

  • 迎車場所も細かく設定可能。迎車までの位置情報も、リアルタイムにアップデート。
  • Googleマップの経路検索から、アプリを起動できる。
  • 乗る距離と時間帯で事前に大まかな料金を把握できる。迎車料金は基本的に無料。
  • 登録済みのクレジットカードなら、降りるときに決済の手続きは必要なし。
  • ドライバーの評価システムや、乗車履歴も閲覧できる。
  • クーポンがある場合も。

DiDiのココはいい!

  • 乗車場所を現在地から変えられる。
  • 登録できる決済方法は、クレジットカードやPayPay。車内決済も可能。
  • クレジットカードにKyashが登録できる。
  • 「信頼できる連絡先」として、他者と乗車情報を共有できる(相乗りとか?)。
  • 乗車終了後に、強制的に評価画面になったりはしない。
  • 福岡市でも使える。

DiDiのココはイマイチ

  • 日時と場所を指定した、配車予約ができない!
  • 乗車場所を指定したくても、まず「行き先」を選ぶ必要がある。ただし、Googleマップで見ている分には、自由に設定可能。