ライドシェアのマッチングサービスUberを乗り比べてみた【招待コードあり】

ライドシェアのマッチングサービスUber(ウーバー)は、いわば「走るAirB&B」、次世代のタクシーサービスです。海外の主要都市で人気のサービスですが、2013年11月に東京でもサービスが始まって以来、ぜひ利用してみたいと思っていました(福岡で始まりかけて頓挫した話はまた後で)。都心で移動する人にはもちろん、出張や遊びでたまに東京へ行く人にもオススメです。2,000円の招待コードもあるので、試しに一度ぜひどうぞ。

Uber初乗車

Uberに初めて乗ったけど快適だったので招待コードをどうぞ! ubertrialJP で¥2,000 オフ!
https://www.uber.com/invite/ubertrialJP
地図から予約

使い方はカンタンで タクシー配車アプリと一緒

Uberの利用は至って簡単。タクシー配車アプリを使ったことがあれば、ほとんど一緒です。

  1. 専用アプリで利用者登録する。
  2. 車種クラスを選ぶ。
  3. 乗車場所を地図でタップして、目的地を入れて配車予約する。
  4. 予約が完了したら、到着予定時間や車種、ナンバー、ドライバーがアプリに通知される。
  5. 車が到着して、目的地まで乗車。
  6. 目的地に着いたら、そのまま降車(アプリ操作やレシート等一切不要)。
  7. アプリで評価して終了。
ドライバーと車の情報

東京都内では、「ハイヤー」以外に「ブラックVAN」「プレミアムTAXI」「TAXI」など、人数や荷物、価格帯でグレードが選べました。
近くを走るUberの車がGoogleマップ上に表示される様子は、黒い虫のようw 位置はもちろん、どちらの車線を、どちらに向いているかまで正確に、リアルタイムに表示されます。また、事前におおよその料金が確認できたり、降車時に同乗者と割り勘できたり、利用履歴の確認ができるのも細かいサービスです。現金やレシートの受け取りも一切必要ありません。利用後のドライバーや車などの評価が、サービスの質を高める仕組みになっています。
今回利用したのは、Uberブラックの「ハイヤー」。車種の違いやドライバーさんの雰囲気も知りたくて、複数回利用してみました。


TOYOTAセンチュリーとクラウンロイヤルに乗ってみた

TOYOTAセンチュリー
じーちゃんが乗ってた日産セドリック風の黒光りするヤツ。
カーナビとタブレットと
流石プロフェッショナルドライビング!

1台目は、TOYOTAセンチュリー。大昔、祖父と一緒に乗ったことがあるのは日産セドリックでしたが、まさかこんな高級サルーンの後部座席に自分が乗る機会があるとは思いませんでした。

ドライバーはAさんは、元、人のお付き運転手をなさっていたとのこと。都内の観光やオリンピックの話、Uberやタクシー業界のサービスについてなど、話題が豊富な方でした。車に元からついているカーナビを塞ぐようにタブレットが2台設置されていたことと、『専属運転手時代と違って、自分が好きな場所へ行ってお客さまを乗せられるのが楽しい』と、笑顔で仰っていたのがとても印象的でした。

TOYOTAクラウンロイヤル
乗り慣れないくせに、ちょっといい気に。

2台目は、TOYOTAクラウンロイヤル。こちらもなかなかの高級感です。ドライバーはBさんは、逆に余計な話をしない実直タイプ。ビジネスニーズなら、その方がありがたい利用者もいるでしょう。もちろん運転は丁寧で、車線合流で隣の車が寄ってきたときも、急ブレーキを踏んだりクラクションを鳴らすでもなく、無難にやり過ごしていた丁寧な運転を見逃しませんでした。

今まで、都内は渋滞にはまると最悪なので、基本は地下鉄・電車移動だと決め込んでいたのですが、Uberでちょっとイメージが変わりました。ゆとりある時間を過ごすなら、少しオプションのプレミアムサービスを使うのは、十分アリな気がしました。どちらも、熟練したドライバーで、好評価で★を付けさせてもらいました。ただし、条件に合う車が自動的に選ばれるので、いくらドライバーさんや車が気に入っても、次回も指定できるわけではありません。

なお、なぜかTOYOTA車ばかり目に付いたのは、UberとTOYOTAが2016年5月にライドシェアで協業締結して、タクシー・ハイヤー用に車種を提供しているからかもしれません。

iPhoneにプッシュ通知


今や、車に限らずヨットから宅配飲食まで提供するサービスに成長しているUberは、元々、プロではない一般のドライバーが一般人を客として乗車させて目的地まで送迎するマッチングサービス。Uber自体が、ドライバーや車を直接雇用している訳ではありません。競合のLyft(リフト)とも、激しくせめぎ合っています。

https://www.uber.com/jp/ja/
https://twitter.com/Uber_Tokyo

各地で実証実験しつつも…

実は福岡でも、「みんなのUber」として2015年2月に一旦始まったものの、「データ提供料」として金銭をやり取りする行為が「白タク」行為に該当するとケチがつき、すぐに頓挫してそのまま。国内外でタクシー業界からの反発も強いだけに、規制が強い日本では、特に行政との調整や根回し無しが必須だったはず。ゴタゴタしている間に、富山県南砺市に追い抜かれてしまいました。


丁寧なドライビング
リッチな気分と時間のゆとり。

ただ、移動サービスを巡る大きな変化は、止まることは無いと思います。今年1月には、サンフランシスコ最大のタクシー会社イエローキャブ社が破産申請しました。旧い体質のタクシー業界に風穴を開けたMKタクシーやパンダタクシーにも、強烈な刺激になっているでしょう。AirB&B同様に、多少のせめぎ合いはありながらも、確実に導入が進んでいくと思います。ライドシェアは、買い物や病院の送迎、子どもの送り迎えなど、交通インフラに課題を抱える地方都市でこそ、一層注目されるサービスだと感じました。

Uber¥2,000 オフの招待コードをどうぞ ubertrialJP
https://www.uber.com/invite/ubertrialJP