Twitterの無料APIを設定する方法

E.マスク時代になって、TwitterのAPI(外部アプリケーションやサービスとの連携)がいろいろ変わりました。APIが有料化され、BasicプランとしてTwitter API バージョン2(US$100/月)になった一方、無料のFreeも残されたものの、使える機能が制限されてしまいました。いいたいことはいろいろ山のようにありますが、とにかく、新しいAPIをFreeで使う場合の手順をメモしておきます。

この記事は、別の記事で紹介する、統合型のソーシャルメディア管理サービスRADAARを使うときの設定を前提に書いています。しかし、適度に読み替えることで、他のサービスで使う場合にも有効です。なお、私は以前、Keynoteを使ったプレゼンテーションに合わせて、発表者ノートに登録したテキストを自動ツイートするアプリを作っていました。しかし、アプリは1つしか登録できないので、これを削除して新しく登録することにしました。

なお、RADAARでTwitter APIを設定する手順については公式ビデオがあるので、他のサービスやアプリで使いたい場合も、この途中部分だけ見ればOKです。訛りが強い英語ですが、問題なし。

Twitterの無料APIを利用するために必要なこと

  • 自分が管理権限を持っているTwitterアカウント
  • Twitterを連携させるサービスやアプリ
  • パスワードマネージャー
  • できればデバイスの管理権限も
  • セキュアなWebブラウザーやネットワーク
  • 15分ほど集中する時間

Twitterの無料APIのココがいい

  • 無料、タダ、Free!
  • 一応、まだ動いている…。

Twitterの無料APIのココは要注意

  • いつまた改悪されるかは不透明。Twitterそのものの存在が危うい。
  • 登録できるアプリは1つだけ。
  • 1,500ツイート/月まで。
  • RADAARの場合、ツイートするだけ。予約投稿や自動ツイートはできない。

Twitterの無料APIを設定する手順

  1. Twitter Developer PortalのWebサイトにアクセスする。
  2. ウインドウ右上の「Developer Portal」をクリックし、ダッシュボードページにアクセスする。
Twitter Developer Platform
Twitter Developer Platform
  1. Twitter API バージョン2(US$100/月)をオススメされる(サブスクしたい人はどうぞ)。[Subscribe]ボタン下の「Sing up for Free Acount」リンクをクリックする。
  2. Developer agreement & policyページが表示される。APIを何のために使うのか、説明の入力を求められるので、以下のように記述する。RADAARは、YouTubeビデオのコメント欄にMustafaさんがテキストを置いてくれているので、そのまま拝借!Thanx <3
I'll utilize the Twitter API to post and schedule tweets, as well as to respond to feedback left on my tweets. I will provide stats about the effectiveness of my tweets, such as impressions, engagement rate, link clicks, and related metrics, using data from Twitter's API.
  1. チェックボックスをすべてクリックして、[Submit]ボタンをクリックする。
  2. ダッシュボードページのサイドバーの「Project & Apps」をクリックし、[+ Create Project]ボタンをクリックする(私の場合、前述の既存アプリを削除)。
  3. 「Project name」にプロジェクト名を入力する。ここでは単純に「RADAAR」と入力。[Next]ボタンをクリックする。
  4. 「Use case」は、使い道を適当に選択する。私の場合は、「自社でカスタマイズしたソリューションを構築する」を選択。[Next]ボタンをクリックする。
    • 学術研究
    • ボットを作る
    • 自社でカスタマイズしたソリューションを構築する
    • Webサイトにツイートを埋め込む
    • APIを調べる
    • 他のことをする
    • プログラムによる広告の掲載
    • 学生
    • 教育
    • 企業向けツールの構築
    • コンシューマー向けツールを作る(ホビー)
    • コンシューマー向けツールを作る(プロフェッショナル)
  1. 「Project description」に、プロジェクトの詳細を書く。私の場合は、以下を入力した。[Next]ボタンをクリックする。
    Link with RADAAR, a social media management service, for integrated and multifaceted analysis.
  2. 「App name」に、アプリの名前を入力する。プロジェクトと同じ名前は通らないので、私は「RADAAR-Tw」にした。[Next]ボタンをクリックする。
  1. 「Keys & Tokens」の画面で、「API Key」「API Key Secret」「Bearer Token」をコピーする。私は1Passwordに保存。
  2. 続いて[App settings]ボタンをクリックする。私はここで、「APP ID」も1Passwordにメモ。「User authentication settings」の[Set up]ボタンをクリックする。
  1. 「App permissions」は、[Read and write and Direct message]を選択する。
  2. 「Type of App」は、[Web App, Automated App or Bot]を選択する。
  3. 「App info」は、以下を入力する。
    • Callback URI:https://api.radaar.io/v1/users/settings/channels/callback/twitter-v2-self-owned
    • Website URL:(自分のサイトのURL)
  4. [保存]ボタンと、[Yes]ボタンをクリックして、次へ進む。
  5. 「Client ID」「Client Secret」が表示されるので、これもコピーしてセキュアに保存しておく。[Done]ボタンをクリックする。
  1. キーとトークンは、ダッシュボードの「Keys and tokens」タブで確認できる。
  2. また、「Products」では、「Twitter API v2」の内容が確認できる。

ふぅ、全くもう何て面倒なんだ!同じ統合型のソーシャルメディア管理サービスでも、Bufferはすぐそのまま連携できるのに。
とにかく、Twitter Developer Portalでの設定はここまで。後は、それぞれのサービスで設定します。