
Hootsuiteの大幅な値上げや、E.マスクによるTwitterの大混乱で困っているソーシャルメディアマネージャーの皆さん!新しいサービスのRADAAR(レーダー)を一緒に試しませんか?コレ、思った以上になかなかいいんですよ。
私は今まで、TwitterやInstagram、Facebookの統合管理には、HootsuiteやBufferを、有料または無料で使ってきました。取引先と一緒に使うサービスとして導入してもらい、各種アカウントを共同管理したり、導入だけコンサルティングして、後はレポートを分析したり、キャンペーンのような期間限定のイベントで導入したり、いろいろなニーズで使い分けてきました。
ただ、Hootsuiteのプランが値上がりしたり、無料アカウントが消滅してしまいました。Twitterの代替プラットフォームもなかなか登場せず、何かと頭が痛い状況です。
そんな中で偶然に知ったこのRADAARが、2021年リリースと新しいサービスながら非常にバランスもいいので、紹介します。
RADAARって、どんなサービス?
- いろいろなソーシャルメディアをまとめて管理できるサービス。FacebookやInstagram、Twitter、YouTube、TikTok、LinkedIn、Mastodonなど、幅広くサポート。
- 競合で有名なサービスはHootsuiteやBufferだが、それらと比較しても遜色ない優秀なサービス。
- いろいろなサービスを紹介するProduct Huntでも高い評価。2022年のMarketing & Sales部門で年間最優秀プロダクト。
- ソーシャルモニタリングや分析、複数メンバーでの共同管理、タスク管理、ハッシュタグ管理など、機能も充実。
- フリーランスからエンタープライズ向けまでを、幅広くカバー。
- さまざまな外部サービスとのインテグレーション:ChatGPT/WordPress/Dropbox Business/Canva/Slack/Unsplash/Zapierなど
- ベーシック:$9.99/月 ソーシャルプロファイル 3、90 投稿、ユーザー 1
プレミアム:$19.99/月 ソーシャルプロファイル 6、ユーザー 5、投稿数無制限、ソーシャル受信箱、分析
プロフェッショナル:$59.99/月 ソーシャルプロファイル 12、ユーザー 10、クエリーモニター 3、投稿数無制限、ソーシャル受信箱、 NPO向けに半額のプランあり。 - Mac/Windows/Linux/iPhone/iPad/Androidアプリあり。
- RADAAR社は、2021年トルコ イスタンブール設立(本社は、アメリカ デラウェア州)。
RADAARを使うと幸せになれる人
- 他の統合型ソーシャルメディア管理サービスを使っていた、ソーシャルメディアマネージャー。
- Hootsuiteの乗り換え先を模索していた、無料アカウント廃止や大幅値上げに耐えられなくなった中小ビジネスユーザー。
- これから、ソーシャルメディアを積極的・戦略的に使っていきたいビジネス現場の皆さん。
- キャンペーンやイベントなど、期間限定で運用するソーシャルメディアを効率的に運用したいディレクター。
- 予算も人も厳しいのに、追加費用なしでソーシャルまでやらされる広告屋のえびばでぃ。
- 新しいサービスにチャレンジングなアドベンチャー。
RADAARのココがイイ!
- 管理できるチャンネル数や管理者の数、機能のバランスで、コストパフォーマンスが優れている。
- HootsuiteやBufferでできることの多くをカバー。
- さまざまな外部サービスとの連携が非常に便利。特に、ChatGPTなどの生成AIや、Unsplashのライセンスフリーのフォトストック、Adobe ExpressやCanvaなどの画像作成が魅力的。
- CSVファイルを使った、投稿コンテンツの一括登録に対応。
- RSSフィードをトリガーとして設定できる。
- 投稿スケジュールで、画像のプレビューを表示することが可能(マウスポインターのロールオーバーで一時的に表示するか、選べる)。
- 便利なChrome機能拡張あり。
- 公式YouTubeチャンネルやFacebookグループのコミュニティーも活発。
RADAARのココはイマイチ…
- 新しいサービスなので、他に比べると学習リソースはこれから。ただし、日本語の情報はほとんどない。
- API連携がない。Twitterの登録が面倒なのはコレのせい!
- モバイルアプリが不完全で、まるで開発中のα版のようなレベル。
- 会話のトラッキングやセグメンテーションのカスタマイズ、キーワードのフィルタリング機能はない。
- Hootsuiteでは可能な、各ソーシャルサービスでアカウントのフォロー/アンフォローや、RT、シェア、コメント、いいねはできない(Bufferでも不可)。
- モバイルアプリでは、各ソーシャルサービスの追加や削除はできない(多くの競合サービスでも不可)。
- モバイルアプリでは、生成AIは使えない。
- 日本語UIがない(機能には影響なし)。
- 投稿コンテンツのスコア判定は、日本語では正確に機能しない(可能性が高い)。
- 無料アカウントは無し(2週間のトライアルあり)。
RADAARの設定
- RADAARのWebサイトにアクセスしてアカウントを作る。
- 「Channels」で[Connect]ボタンをクリックする。
- Twitterの場合は、「Twitter」をクリックする。
ただし、Twitterアカウントを登録するには、開発者用のカスタムアプリケーションを登録する必要あり。APIの仕様が変わってちょっと面倒なので、詳しい手順は別の記事で。
- 「Consumer Key」に、Twitter Developer Portalで生成した「API Key」、「Consumer Secret」に「API Key Secret」を入力して、[Add]ボタンをクリックする。
- Twitterの確認画面で[Authorize app]ボタンをクリックする。
- 「Channels」にTwitterアカウントが登録できたことを確認する。
- Facebook/Instagram/LinkedInなどは、楽に登録できる。アカウント情報を入力し、認証するだけ。
Facebookは、ページかグループが選べる。Instagramは、ビジネスアカウントだけ。LinkedInは、組織と個人が選べる。
RADAARで投稿を登録するには
- ダッシュボードで「Create A Post」をクリックする。
- 日時、チャンネル、メディア、ハッシュタグ、位置情報などを設定する。
- 文面や画像は、RADAARで自分で書いたり作ってもいいし、既存の情報をコピー&ペーストやアップロード、外部サービスで生成も可能。
- [Schedule]ボタンをクリックして、投稿がカレンダーに登録できていることを確認する。登録済みは黄色、進行中は青、投稿済みは緑、エラーは赤のラベルで表示される。どのチャンネルで投稿されるかは、左下のアイコンで判断する。スケジュールは自由にドラッグ&ドロップ可能。
- 投稿のパフォーマンスは、「Analytics」で分析結果を確認する。
- モバイルアプリは、はっきりいって荒削りながら、ちゃんと機能はする。ただ、登録や設定は、デスクトップでするのが基本だと思っていた方がいい。モバイルアプリは、編集やカスタマイズ程度と認識しておくのが確実。
ChatGPTやDALL·E 2によるコンテンツ生成、CSVファイルからの一括登録、分析レポートのカスタマイズなど、強力な機能があります。他にも、いろいろな機能が強化されているので、今後が楽しみなサービスです。続編をどうぞお楽しみに 😉