東京でしか体験できない、いくつかの乗り物を利用してみました。そのひとつが、TOYOTA版Segwayともいえる、一人用の立ち乗り移動デバイスWinglet(ウィングレット)です。

パーソナルモビリティTOYOTA Winglet
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/personal_mobility/winglet.html
Ingress Aegis Nova Tokyoの会場のすぐ横の「お台場パレットタウン」をうろついていたところ、『Segwayが展示されている!乗ってみたい!』と思ったのですが、Segwayではなかった :P たまたま開店直前だったので、列に並んでみることに。実は、別のところで、同じTOYOTAの一人乗り小型電気自動車i-ROADに体験試乗するつもりだったのですが、条件が揃わずに諦めていたので、これはこれでラッキーでした。
場所は、TOYOTAの体験型展示施設「MEGA WEB」。今まで、お台場には展示会やイベントに来て帰るだけだったので、このような巨大施設があることも知りませんでしたが、開設以来1億人以上が来館している人気施設とのこと。
MEGA WEB
http://www.toyota.co.jp/jpn/events/winglet-megaweb/
予約して申込書を書き、ちょっとくどい同意書にサイン。1時間半ほど待って、ようやく体験。
ハンドル付きの「Long Type」と、ハンドル無しで太腿の内側でコントロールする「Short Type」があります。初心者は「Long Type」で、直線走行や旋回、スラロームなど、基本的な動きを学習。重心移動とハンドル操作で、前進、バック、カーブや回転をコントロールします。最高速度は、人が歩く速度に合わせた6km/h。かなり微妙な動きにも反応するのは、頭に被ったヘッドギアの中にも、本体と連動してバランスを感知してデータ取得するデバイスが入っていたのかもしれません。
体重移動だけというより、ハンドルを曲がりたい方向に押し出す操作でコントロールするのに少々戸惑いましたが、慣れるとこれは本当に楽しそうです。今回は短時間の体験止まりでしたが、時間があれば、会場を回るツアーに参加できます。よりスポーティーな「Short Type」にも興味が沸きました。
お台場地区は、Wingletの実証実験地区になっているようで、条件を満たせば広々した屋外走行も可能。ただ、係員の人に聞いた話では、今はまだ4km程度しかバッテリーが持たないとのこと。走行距離が伸びれば、自転車代わりにすぐにでも使いたい魅力です。また、ハンドル部分にスマートフォンがセットできれば、最高のIngressまたはPokémon GOデバイスになるはずだという妄想にも終始していました。
TOYOTAは世界に誇る素晴らしい企業だとは思いつつも、正直なところ、さほど興味やいい印象はありませんでした。それがちょっとプラスになった気はします。MEGA WEB内には、他にもシミュレーターやツアー、ゲーム、GPマシンの展示などもあって、夏休み期間は、大人から子どもまで楽しめて大いに賑わっていそうです。