リモートだろうが出社・出校しようが、長文だろうが短文だろうが、何かの文章を書くことからは逃れられませんよね。むしろ、対面のリアルタイムではないコミュニケーションが増えると、言語化・文章化がさらに重要になっています。
[追記 2022/12/22] ChatGPTも人気ですが、他にもいろいろファインチューンされたGPT-3を使ったAIライティングサービスが出ていますね。ブログ記事としてまだ公開していないだけで、実は引き続き地味にあれこれ試してはいるんですよ。続報をお楽しみに 😉
でも、これって結構、毎日のストレスになってませんか?文章化が得意じゃない人だけでなく、一般の社会人も、一日の大半は何か文章を書いているわけで、結構、大変ですよね。まして、言葉を扱うのがメインのライターやエディターにしても、最近のスピードや量、表現が、高速かつ大量に求められる日々で、今までにも増していろいろ苦労しているはず(しています…:'()。企画やアイデア出しからするなら、なおさらですよね。
そういう時、『誰か、何かが、代わりにヒントを出してくれたり、せめて文章の下書きや骨組みだけでも書いてくれたらな…』と妄想せずにはいられません。そんな、私のためのサービス!が、今回紹介する、AIを使ったスマートなライティングアシスタントRytr(ライター)です。今回の記事はちょっと長くなったので、簡単なテストまでを紹介しておきます。
#Rytr(ライター) AIで文章を自動生成できる期待のサービス!GPT-3がチューンナップして精度が上がったらしいので、また再挑戦予定です。 同種のサービスCatchyや、Lexとの比較も楽しみ 😉 https://rytr.me/?via=kotobato
過度な期待は禁物で
最初にことわっておきますが、『日本語でも、AIが自動的に文章を書いてくれる未来が来たっ!』ということではありません。そういういのを求めている人は、この記事を読む必要はないです。
Rytrに限らず、AIを使った文章の自動生成サービスは、すでに多数あります。私も、前からいろいろ気になっていたところ、今回、ショッピングサイトのメールマガジンで知って、何となく惹かれて試しに購入してみたというだけです。
最初に見た時は、『ったく、何でもかんでもAIって付ければいいってもんじゃないし、大体、日本語で使えないじゃん…』と思いながら斜め読みしたんですが、最新の高品質な言語AI GPT-3に対応していて、日本語もサポートしているとのこと。『じゃあ高いサブスクリプションんだろう?企業向けで…』とリンクを辿れば、それほど高額でもないライセンスではないですか!
ざっとネットの評価やYouTubeを見つつ、すぐにトライアルを軽く試したところ、驚くほど完璧ではないものの、使い方を工夫すればそれなりに可能性も感じた、という程度です。今回は、AIを使った日本語文章の自動生成サービスを試してみた、その簡単なレポートです(とはいえ、もっとタフなテストも並行中なので、そっちも近日公開予定!)。
GPT-3って、何?
まず、Rytrで使われているGPT-3について、軽くおさらいしておきましょう。GPT-3とは、Elon Muskも出資しているOpenAIが開発している言語モデルのAPIです。Rytrを始めいろいろなサービスやアプリも、指定されたルールに準じていれば、GPT-3の機能(の一部)を使えるわけです。
GPTは、ネット上の膨大なテキストから得た知識を元に文章を生成する仕組みで、人間が書いた文章と見分けがつかないほど、高品質で自然な文章を生成できると、以前から大きな話題になっていました。「3」はその3世代目の意味で、2020年夏に公開されていました。
2019年に公開されたGPT-2では、あまりにも優秀な出力結果が悪用されることを懸念する開発者から、公開するのはあまりにも危険すぎると指摘され、一旦、技術論文の公開が延期されたほどだったのは、記憶に新しいところ。学習データが巨大になったGPT-3によって生成されたブログ記事が、それと知られずにホットエントリー入りし、ネタばらしされた後に大きな話題になったりもしました。プログラムのコードを自動生成させている例も見掛けます。AIが諸刃の剣である以上、何に、どのように、どこまで使うかは、永遠の課題ですね。
ディープラーニングや機械学習の知識がない一般人でも、こうして手軽に利用できる機会が増えているのは、とても興味深いところです。特に、『システムが自動生成できるテキストはどんどんシステムに書いてもらい、人間にしか書けないことだけを人間が書いていけばいい』と常々思っている私としては、大いに期待しています。
Rytr(ライター)ってどんなサービス?
今回紹介するRytr(ライター)は、そのGPT-3と独自技術を使った、文章の(半)自動生成サービスです。主な特徴をまとめてみました。
- AIを使った、スマートなライティングアシスタント。短いキーワードやフレーズでお題を与えることで、それなりの文章を自動生成してくれる。
- 最先端の言語AIであるGPT-3と独自技術で、優れたプロフェッショナル品質の出力結果を得られる。30種類の個別の事例とテンプレートで強化され、(アルファベット系なら)編集をほとんど必要としない、高品質な文章を生成できる。
- 30の言語と20の文体(語調)をサポート。今後も増強されるはず。
- 必要なのは、Webブラウザーのみ。デスクトップはChrome用拡張機能あり。モバイルデバイスにも最適化して表示される。
- UIのフロントは、ブログや記事、エッセイなどに最適な、集中して長い文章を書けるシンプルなドキュメントエディター。外からのコピー&ペーストも可能。
- 生成された文章は、文字数の追加、短縮化、言い換え、追加、段落分け、剽窃チェック、見出しなどのフォーマット適用など、これもAIが編集してくれる。
- ドキュメント内の作業を簡単に管理や編集、共有できるワークフローとチーム管理機能あり。
- 組み込みのネイティブ剽窃チェッカーあり(Copyscapeを搭載しているが、日本語では動作しない)。
- テキストは、docxまたはhtmlでダウンロード可能。
- キーワードやスコアなどから、生成された文章をSEO的に強化する機能や、ソーシャルメディアの投稿やニュースを要約する機能をサポート予定。
- プレミアムプランは$290/年か$29/月で、生成する文字数無制限のSaaS。メンバー専用コミュニティーへのアクセスや、専用のアカウントマネージャーと、24時間以内に解決されるカスタマーサポート体制(多分、英語のみ)。チーム用は$190/年($19/月)。
- フリートライアルは、5,000文字/月で利用可能。クレジットカード登録不要。
- サイト上には明記されていないが、これ以外にオンラインショッピングサイトで発行される特別プランがあり、75,000文字(クレジット)/月で使える(私が購入したのはコレ)。クレジットの上限は、1ヵ月後にリセットされる(余り分が、翌月に繰り越されることはない模様)。
- 開発はスタートアップで、2021年3月にリリースされたばかりのサービス。TrustPilotやAppSumo、G2など、主要な評価サイトでもそれなりの高評価。
Rytrを使うと幸せになれそうな人
- 新しい技術の可能性を知りたいアーリーアダプター、またの名を人柱
- AI系エンジニアの皆さん
- ブログやソーシャルメディア用のネタ探しや、テキストコンテンツ作成に苦労している担当者
- 製品やサービス、プロフィール、ビデオの説明文、写真のキャプションが必要な人
- 仕事で、大量に文章を書かなければならないビジネスユーザー
- セールスやマーケティングのメールで、なかなか相手に返信してもらえずに困っている人
- コピーライターでもないのに、なぜかクリエイティブでキャッチーなコピーを求められる役回り
- 文章を書くのが苦手だが、技術的なことはちょっと興味があるコミュ障系社会人
- 玉石混交のクラウドソーシングが、実は、手間もコストもリーズナブルではないと知った人
- 愛すべき、私のフォロワーの皆さん <3
Rytrのココがイイ!
- GPT-3のAPIを使うほどの技術的なノウハウがない人でも、その恩恵を受けられる。
- クズブログ記事やフェイクニュースの大量生産などに対するリスク措置が考えられている。ロボットなどによる悪用・乱用を防ぐために、一部の事例では生成が、3/分〜10/分まで時間単位の世代制限あり(使いづらさとのバランス)。
- 生成されたテキストの著作権は、ユーザーが持つ。もちろん、商用利用も可能。
- Copy.AIやCopysmithなど、競合サービスとの比較があるのはいい(仮に、自分のところを優位に見せるところだけつまんでいるとしても)。
Rytrのココがイマイチだったり要注意…
- 日本語の生成結果のクオリティーはまだまだ低い。何もせずにそのまま使える(こともある)アルファベット系ほど高くなく、正直、ユーザーが意図したとおりの結果は得られない。
- OpenAIの規約により、一度に生成できる文字数は制限されているため、長文を連続して生成はできない。
- OpenAIのコンテンツフィルターが働くため、成人向けの性的コンテンツなど種類や表現によっては、任意のテキスト部分が [Unsafe] でマークされる。
- エディターは、Googleドキュメントに比べると見劣りする。例えば、生成したドキュメントの一覧を、ファイル名や編集日でソートできない。生成されたドキュメントをフォルダに整理する時、ドラッグ&ドロップできない。複数ファイルを移動できない。
ダウンロードも一度に1ファイル。一覧でダウンロードできず、いちいち文書を開かないとダウンロードできない。また、日付は編集日だけで、生成日が記録されない。ファイル名を付け替えると編集日が更新される。 - モバイルアプリはなく、2要素認証にGoogle Authenticatorは使えない(メールで認証コードが送られてくる式)。
- 全く同じ条件で操作しても、毎回、完全に同じ結果になるとは限らない。GPT-3の制限による影響あり(詳細は外部からはわからない)。ただし、コーパスデータの成長だと考えると、これはむしろメリット寄りなのかも。
- 文字数チェックしかなく、byte表示がない。
- 内蔵の剽窃チェッカーCopyscapeはアルファベットのみで、日本語では動作しない。
- 決済はStripe経由のクレジットカードのみで、PayPalには非対応。
選べる22種類の文体(語調)と、34種類の用途
Rytrには、22種類の文体(語調)が用意されています。硬めだったり軽めのテイストだったり、論理的だったり情熱的だったり。同様に、34種類の用途があります。こっちは、Webサイトやブログ用、ソーシャルメディア用とか、製品やサービス紹介、歌詞まであるのは興味深いです。
[追記 2022/08/12] 文体も用途も、いつの間にか種類が増えていました!
つまりこれらを掛け合わせると、それだけで750近い異なる文章が生成されるということ!例えば、「説得力ある記述」x「ブログ用」の記事を書く、といった組み合わせが可能です。この文体(語調)も用途も増強中なので、大いに期待が持てます。
○文体(語調)
Appreciative | 鑑識眼を持って |
Assertive | 断言的に |
Awestruck | 畏敬の念を持って |
Candid | 遠慮なく |
Casual | カジュアル |
Cautionary | 教訓として |
Compassionate | 同情して |
Convincing | 説得力を持って |
Critical | 批判的に |
Earnest | 真剣に |
Enthusiastic | 熱狂的に |
Formal | フォーマル |
Funny | 面白く |
Humble | 控えめに |
Humorous | ユーモアを込めて |
Informative | 有益な |
Inspirational | 霊感を与えるように |
Joyful | 楽しそうに |
Passionate | 情熱を込めて |
Thoughtful | 思慮に富んで |
Urgent | 切迫して |
Worried | 当惑して |
○用途
ブログのアイデアや概要 | 注目を集めるブログやエッセー、記事のトピックとコンテンツ構造を生成。 |
ブログの段落 | ブログの魅力的な紹介や段落生成。 |
ブランド名 | 製品やサービスに特有のネーミング。 |
ビジネスアイデアピッチ | スタートアップのピッチトーク(短い時間のプレゼン)用に、明確で魅力的なアイデアの説明を生成。 |
ビジネスアイデア | 興味やスキルを基本にした、ビジネスアイデアを生成。 |
コールからアクション | 広告や製品、ランディングページ用に、コールに対するアクションを生成。 |
コピーライティングのフレームワーク-AIDA | 製品やサービス、会社、またはブランド用に、AIDAでキャッチーなコピーを生成。 Attention 顧客の注意を引く Interest 顧客に商品やサービスを訴求し関心を引く Desire 顧客に商品やサービスへの欲求を喚起させる Action 顧客に行動を起こさせる |
コピーライティングのフレームワーク-PAS | 同様に、PASフレームワークで魅力的かつ創造的なコピーを生成。 Problem 問題提起 Agitate 煽動や動揺、議論、注意喚起 Solution 解決策の提示 |
メール | マーケティングや販売、顧客との関係構築などの効果的なメールを作成。 |
ソーシャルメディア広告 | Facebook、Twitter、LinkedInの広告に、クリエイティブでオリジナルのコピーを生成。 |
Google検索広告 | Google検索用のコピーを生成。 |
取材や面接の質問 | 仕事やポッドキャスト、イベント用の興味深い質問を準備。 |
業務実績の詳細 | 任意のポジションの魅力的な職務記述書を作成。 |
ランディングページとWebサイト用コピー | ランディングページ用にクリエイティブで説得力のあるコピーを生成。 |
マジックコマンド | メールや広告、投稿、ブログなどをすぐに作成できるコマンド。 |
投稿とキャプションのアイデア | FacebookやLinkedIn、Instagramの投稿とキャプションに魅力的なアイデアを生成。 |
製品の詳細 | eコマースやWebサイト用の説得力のある製品の説明を生成。 |
製品の詳細(箇条書き) | 顧客エンゲージメントとコンバージョンを増やす、キャッチーな商品説明を生成。 |
プロフィール | FacebookやInstagram、Twitter、LinkedInなどの魅力的な経歴。 |
質問と回答 | 簡単なトピックの概要について、質問と回答を生成。 |
レビューとメッセージへの返信 | レビューやメッセージ、メールへの返信を生成。 |
SEOメタの詳細 | Webサイトや任意のページ、ブログなど、SEOに最適化した詳細を作成。 |
SEOメタタイトル | Webサイトやブログ投稿のために、SEOに最適化されたタイトルを生成。 |
SMSと通知 | ショートメッセージやアプリの通知用の短いコピーを生成。 |
歌詞 | ソングジェネレーターを使用して、クリエイティブでオリジナルの歌詞。 |
ストーリーのプロット | 魅力的でクリエイティブなフィクションストーリーをすばやく作成。 |
キャッチコピーやヘッドライン | 製品やWebサイト、ブログ投稿、ニュース記事など、魅力的なヘッドラインを生成。 |
紹介やレビュー | 人やサービスに関する率直な紹介文やレビューを生成。 |
ビデオチャンネルの詳細 | 登録者を増やす、YouTubeチャンネルのわかりやすい説明を生成。 |
ビデオの詳細 | チャンネル登録者と視聴者を惹きつける、動画の魅力的な説明を生成。 |
ビデオのアイデア | YouTubeチャンネル用のクリエイティブで興味深い動画のアイデアを生成。 |
Rytrの基本的な使い方
さて、長い前置きを経てやっと使い方ですが、とても簡単です。基本は、1.生成する言語を選び、2.文体(語調)を選んで、3.用途も選んで、4.キーワードを入れたら、生成するだけの、わずか4ステップ!
- Rytrにアクセスし、アカウントを登録する。ウインドウ右上の「Start Ryting →」をクリックすると、Webブラウザーのウインドウの中でもう一つ「Ryte」のウイドウが開くが、ウインドウ全面で開くのがお勧め。
- 「Select language」で、生成に使う言語を選択する。「Japanese」はUIの言語ではない。また、この選択は初期設定として保存できないのも注意。
- 次に、「Slect tone」で文体(語調)を選択する。
- 「Choose use case」で用途を選択する。
- 「Keywords」に、テーマにしたいキーワードや短い文章を入力する(25〜125 byte)。
- 必要に応じて、バリエーションを1〜3個設定する。
- オレンジの[Ryte for me→]ボタンをクリックして、文章を自動生成する。
- 生成したテキストを編集する。編集記録は「HIstory」で参照できる。フォルダで管理することも可能。履歴はそれぞれ、生成された文章の品質が低い場合、それをレポートする機能もある。なお、ドキュメントを削除しても履歴は残る。
- Rytrの使用状況は「Credits」単位で管理され、「Account」でチェックできる。
Rytrに日本語の文章を(半)自動生成させてみた!
ということで、簡単に実践してみました!
- まず、「Select language」>「Japanese」、「Select tone」>「Convincing(説得力を持って)」、「Use case(用途)」>「Blog Idea & Outline(ブログのアイデアと下書き)」を選択した。
- テーマとして、リモートワーク時代の取材に関する文章を生成させてみることにした。「Keywords」>「リモート取材のヒント」と日本語で入力。[Ryte for me→]ボタンをクリックして、文章を自動生成させてみた。
- 「リモートカバレッジのヒント」という微妙なタイトルで文章が生成された。箇条書きで5つの項目がリストアップされたものの、日本語としての意味はよくわからない。ウインドウ右上に表示される「Words」「Characters」は日本語では機能しないので意味がない。
なぜか、文章の末尾にはRytrのヒントもあり。ここで消費したクレジットは「463」。
- 次に、キーワードだけを英単語に変えてみた。「リモート取材のヒント」では流石に漠然とし過ぎていたかと思い、もう少し具体的に「tips for remote interview who never met before」と入力して生成してみた。
- 今度はかなり具体的な文章が生成された。タイトルは「リモートインタビューの準備方法」で、箇条書きも6つ。ただ、interviewが日本語の「取材」ではなく「就職活動の面接(Job Interview)」で捉えられたため、そのテーマに寄ってしまった。これはこれで悪くないが、もう一度トライ。ここで消費したクレジットは「578」。クレジットは累計ではなく、個別に集計される。
- 次に、「Select language」>「English」にし、キーワードの「interview」を「meeting」に変えて、英語のテキストを再生成してみた。こちらの結果は悪くない印象。元の箇条書きが6つだったことが影響してか、タイトルは「6 Tips for Managing Remote Meetings with People You’ve Never Met」と、さらにそれっぽくなった。ただし、本文の箇条書きは4つなので、合っていない。
- ここで、リスト番号「2」の文章を拡張してみる。編集機能は豊富で、もちろんここでもAIが活躍する。
段落を選択し、すぐ上に表示されるリボンから「Expand」を選択すると、文字数が少し増えた。ただし、なぜかリスト番号の「2」は削除された。リスト番号「1」の末尾で改行しても、リスト番号のスタイルが認識されない。
コマンド | キーワードを元に、文章や段落を生成し、完成させる。 |
言い換え | テキストをより魅力的でキャッチーな表現に簡単に言い換え。 |
改善 | 文章を分かりやすく簡素化し、文法上のミスも補正。 |
段落作成 | あらゆるトピックに関する説得力のある短い説明をすばやく生成。 |
拡張 | 適切な単語を追加して、コンテンツを自在に拡張。 |
短縮 | コンテンツを要約して簡潔なポイントに短縮し、読みやすく。 |
追加 | 文章の末尾にテキストを追加。 |
剽窃チェック | コンテンツがどこかのコピペになっていないかをチェック(日本語は動作不可)。 |
- 次に「Select language」>「Japanese」に戻して、リスト番号「3」を「Reword」してみた。文章を言い換えて日本語にする(翻訳ではない)ことで文字数が減ったものの、意味はちゃんと通る文章が生成された。
- さらに、他の部分も「Reword」したり、「3 variants」でバリエーションを新しく3つ同時に生成してみた。後から手動で編集することを考えると、ある程度の文章量があった方が楽。
選択する文字数が多過ぎると機能が制限され、リボンのメニューはアクティブにならず操作できない。それでも、それなりに意味が通るまともな文章が生成された。
- この後は、地道に手動で編集した。内容が重複していたり、順番が前後する部分、主語がクドい所を編集し、箇条書きを整理した。また、「会ったことがない初対面の人」というテーマに関する記述が弱かったので、そこを補った。なぜか会議の「議題」を「期待」に間違えていた部分も訂正。
- ここまでの編集履歴は、ウインドウ左上の「History」で参照できる。
- 最終的にできあがった文章は以下の通り。
初対面の人とのビデオ会議を進めるための6つのヒント 1.ミーティング前に、関係者全員と会議の日時について調整する。参加者には、数日前までにミーティングに使うサービスや、ログインに必要な情報を伝えておく。 2.事前に議題や資料を共有しておく。また、会議の内容を全員が同じように理解できるように、必要に応じて基本的なルールを設定する。 3.気を散らすことなく集中できる環境を用意し、マイクやスピーカー、カメラ、ネットワークなどをチェックしておく。 4.ミーティング日時の15分前を目処に、管理者はログインしておく。スタートまでにすべての参加者が揃っていることを確認し、最初に軽く自己紹介・他者紹介時間を確保する。議事録係や会議の録音・録画も設定しておく。 5.議題に沿ってミーティングを進める。メンバー次に何をする必要があるかについて話し合う。一人ひとり、自分が何に取り組むかを説明する。会議が終わった後に、一部のメンバーで軽く雑談タイムを用意するのも有効。 6.話し合ったことや、実行する必要があること、合意や決定を要約した議事録をメールで共有したり、プロジェクト管理サービスに登録する。必要に応じて、各メンバーをフォローアップする。
どうでしょう?そんなに悪くないですよね。そうなるように私が編集したわけですがw 間に具体的な事例を入れたり、写真や図表を加えてある程度文章量を増やせば、それなりに使えそうです。後日、これをベースに記事を書いてみるかも!
ただこれは、あくまでも私が詳しく知っていることがテーマだったから。ほとんどまたは全く知らないことだと、いろいろな情報を多面的に調べることが必要なので、編集要らずの文章が簡単に生成できるわけではありません。
文章の骨組みを作るには、Rytrは悪くない(かも)
今回、Rytrを簡単に触った結論からいうと、『そこまで大きな期待をしなかった割には、用途を限定すれば、工夫次第でそれなりに使えるかも』、というのが正直な感想です。完璧な仕上がりにはほど遠いですし、ゼロから書くより圧倒的に速いかといわれると、かなり疑問…。ライティングアシストとはとてもいえませんが、ライティングインターンぐらいですかね 😛
想定されるリスクとしては、Rytrに頼ることで人間と同じレベルの文章が手軽に書けてしまうというより、大雑把な文章しか生成できないのではないか?という気もしています。日本固有の話題やローカルネタ、具体的な数値や参照先の挿入などは厳しいのかもしれません。これは単に、私がまだ十分に使いこなしていなかったり、豊富なアレンジを試していないとか、日本語環境の制限という影響はあるでしょう。
ただ、例えば自分がよく知らないテーマについて、ざっくりとした大きな方向性のヒントを示すとかであれば、検索と文章生成を兼ねた最も初期の段階に使うツールとしては、悪くないサービスかもしれません。また、天気概況やスポーツニュース、株価のような定型フォーマットは、恐らくかなりの精度が期待できます。
Rytrに英語で文章を書かせて、DeepLで翻訳させればよくない!?
Rytrは、無理に日本語で使おうとするよりも、生成する言語を英語にしておいて、できあがった文章を日本語に翻訳して編集するフローが一番効率がよさそうです。だったら高品質なAI翻訳サービスとして人気のDeepLを組み合わせてもいいんじゃないか!?
そう!実は最初から、DeepLを組み合わせて試してみるつもりでした。いくらRytrが日本語に対応しているとはいっても、リソースが膨大な英語の方が遙かに高品質なはず。だったら、得られた結果をDeepLで日本語に翻訳すれば、結構、いい線いけるのでは!?という期待です。
とにかく、この後いろいろな条件でロードテストを続けていきます。技術革新で指数関数的に精度が向上するのは、あっという間ですからね。可能なら、一部は実際に仕事でも実戦投入していくつもりですから。続報にご期待ください 😉
#Rytr(ライター) AIで文章を自動生成できる期待のサービス!GPT-3がチューンナップして精度が上がったらしいので、また再挑戦予定です。 同種のサービスCatchyや、Lexとの比較も楽しみ 😉 https://rytr.me/?via=kotobato