AI GPT-3対応のWebサービスに日本語の文章を書かせてみた

リモートだろうが出社・出校しようが、長文だろうが短文だろうが、何かの文章を書くことからは逃れられませんよね。むしろ、対面のリアルタイムではないコミュニケーションが増えると、言語化・文章化がさらに重要になっています。

でも、これって結構、毎日のストレスになってませんか?文章化が得意じゃない人だけでなく、一般の社会人も、一日の大半は何か文章を書いているわけで、結構、大変ですよね。まして、言葉を扱うのがメインのライターやエディターにしても、最近のスピードや量、表現が、高速かつ大量に求められる日々で、今までにも増していろいろ苦労しているはず(しています…:'()。企画やアイデア出しからするなら、なおさらですよね。

そういう時、『誰か、何かが、代わりにヒントを出してくれたり、せめて文章の下書きや骨組みだけでも書いてくれたらな…』と妄想せずにはいられません。そんな、私のためのサービス!が、今回紹介する、AIを使ったスマートなライティングアシスタントRytr(ライター)です。今回の記事はちょっと長くなったので、簡単なテストまでを紹介しておきます。

#Rytr
AI GPT-3で自然な日本語文章を自動生成できる期待のサービス
https://rytr.me/?via=kotobato

過度な期待は禁物で

Rytr ライター
Rytr ライター

最初にことわっておきますが、『日本語でも、AIが自動的に文章を書いてくれる未来が来たっ!』ということではありません。そういういのを求めている人は、この記事を読む必要はないです。

Rytrに限らず、AIを使った文章の自動生成サービスは、すでに多数あります。私も、前からいろいろ気になっていたところ、今回、ショッピングサイトのメールマガジンで知って、何となく惹かれて試しに購入してみたというだけです。

最初に見た時は、『ったく、何でもかんでもAIって付ければいいってもんじゃないし、大体、日本語で使えないじゃん…』と思いながら斜め読みしたんですが、最新の高品質な言語AI GPT-3に対応していて、日本語もサポートしているとのこと。『じゃあ高いサブスクリプションんだろう?企業向けで…』とリンクを辿れば、それほど高額でもないライセンスではないですか!

ざっとネットの評価やYouTubeを見つつ、すぐにトライアルを軽く試したところ、驚くほど完璧ではないものの、使い方を工夫すればそれなりに可能性も感じた、という程度です。今回は、AIを使った日本語文章の自動生成サービスを試してみた、その簡単なレポートです(とはいえ、もっとタフなテストも並行中なので、そっちも近日公開予定!)。

GPT-3って、何?

まず、Rytrで使われているGPT-3について、軽くおさらいしておきましょう。GPT-3とは、Elon Musk率いるOpenAIが開発している言語モデルのAPIです。Rytrを始めいろいろなサービスやアプリも、指定されたルールに準じていれば、GPT-3の機能(の一部)を使えるわけです。

GPTは、ネット上の膨大なテキストから得た知識を元に文章を生成する仕組みで、人間が書いた文章と見分けがつかないほど、高品質で自然な文章を生成できると、以前から大きな話題になっていました。「3」はその3世代目の意味で、2020年夏に公開されていました。

2019年に公開されたGPT-2では、あまりにも優秀な出力結果が悪用されることを懸念する開発者から、公開するのはあまりにも危険すぎると指摘され、一旦、技術論文の公開が延期されたほどだったのは、記憶に新しいところ。学習データが巨大になったGPT-3によって生成されたブログ記事が、それと知られずにホットエントリー入りし、ネタばらしされた後に大きな話題になったりもしました。プログラムのコードを自動生成させている例も見掛けます。AIが諸刃の剣である以上、何に、どのように、どこまで使うかは、永遠の命題です。

ディープラーニングや機械学習の知識がない一般人でも、こうして手軽に利用できる機会が増えているのは、とても興味深いところです。特に、『システムが自動生成できるテキストはどんどんシステムに書いてもらい、人間にしか書けないことだけを人間が書いていけばいい』と常々思っている私としては、大いに期待しています。