AIでビデオを高解像度に拡大してPremiereと比べてみた【クーポンあり】

AIを使ってビデオ画像を処理し、高画質に拡大できるというTopaz Labs Video Enhance AIを試してみました。写真の拡大ツールとしてGigapixel AIを試した時よりも、効果がしっかり感じられ、期待以上にキレイな仕上がりに驚きました。プロは検討する価値がありますよ。この記事の最後に、Topaz Labs全製品で使える15%オフクーポンも置いておきます。

Topaz Labsという同じ会社が開発・販売している、写真を高画質に拡大できるソフトウェアGigapixel AIは、以前試してみました。確かに、Photoshopで拡大するよりはキレイで一定の効果は感じられましたが、いろいろな写真全部で『すっげーっ!』ってレベルではなかったんです。例えば、やっぱり日本語の看板とかは、文字として認識できませんでしたし(この辺りはまた後日テスト)。
家電みたいに、何でもかんでも「AI」って付ければいいと思ってるんじゃないだろな!?ということでもないんですが、今回はビデオ版のVideo Enhance AIをテストしてみました。

Video Enhance AIはこんなツール

Topaz Video Enhance AIのアイコン
Topaz Video Enhance AI

写真と同じで、ビデオも単純に拡大するとどうしても画質が落ちます。それをAIを使って解析し、不足している情報を補間しながら、高画質なビデオに自動変換するプロフェッショナルツールが、このVideo Enhance AIです。まずは特長をざっと。

  • AI技術を採用した、高画質ビデオの拡大変換ソフトウェア。
  • デフォルトで最高で8K出力が可能。また、8 bit png/8 bit tif/16 bit tifのシークエンスとしても書き出しせるので、理論的には8K以上の大きさにも出力可能。
  • 対応するビデオフォーマットはmp4のみ
  • 価格は$199.99の買い切り(6月下旬時点の為替レートで、末尾のクーポン利用で18,300円程度)。
  • macOS/Windows両プラットフォーム対応

Video Enhance AIをオススメできる人

  • ビデオや画像編集のプロ、ビデオエンジニア
  • SDサイズなど、小さなビデオ素材を4K/8K画質にしたいビジュアル系クリエーター
  • 大画面に高画質な映像を流したい、ビデオアーティスト
  • サイズの小さな子供の運動会や家族旅行、友だちと一緒に撮ったビデオを、少しでもキレイに拡大したい人
  • Adobe Premiere ProやAfter Effects、DaVinci、Final Cut Proユーザー

Video Enhance AIのココがいい!

  • Adobe Premiere Proで拡大するよりも高画質
  • これ以上ないほどシンプルな操作。ビデオアプリケーションを使ったことがない人でも使えるレベル。
  • 複数ファイルをバッチ処理でき、個別の設定で処理が可能。
  • マシンパワーが足りない環境でも、クラウドで処理できるオプションあり(未検証)。
  • 入力ソースは、ビデオに限らず、連続するシークエンスの静止画でもOK
  • Topaz Labsは、他にも写真の高画質拡大やノイズリダクションツールなどを開発する企業。
  • ライセンスがサブスクリプションでなく買い切り。しかも、Windows/Mac両対応。
  • トライアル版で事前チェック可能。

Video Enhance AIのココはイマイチ…

  • UIに非常に癖がある。画面サイズ以外のビデオの基本情報が、どこにも表示されない。できることが限られているので必ずしも使いにくくはないが、AppleのUser Interface Gudelinesに合っていない。
  • シンプルにビデオの拡大のみ。回転やカラー処理、フレームレート、インターレースなどの設定は何もできない。 Gigapixel AIが持っていた、人物の顔に特化したエンハンス処理機能や、顔のぼかしなどもない。
  • CPU/GPUには大きな負荷が掛かり、処理時間も長い。マシンのプロセッサーや仮想ディスクなどの割り当てはできない。
  • プロセスの進行具合が把握しづらく、予想時間は全くあてにならない。プレビューをチェックするだけでも非常に時間が掛かり、どこか途中のフレームを確認できない(キャンセルもすぐに反応しない…)。
  • ビデオフォーマットはmp4のみで、HEVC (H.265)に対応していない。
  • 設定ファイルを保存できないので、一度アプリケーションを終了すると、同じ設定のまま参照するファイルだけ入れ替えたりができない。
  • オリジナルファイルがあるディレクトリ以外に、書き出し場所を設定できない。
  • 処理が完了しても、通知センターやオーディオなど、通知が何も設定できない。
  • ライセンスは買い切りだが、アップデートは購入後1年間限定(事実上、契約頻度がちょっと長目のサブスクリプション?)。
  • Adobeのクリエイティブツールは、何れAdobe Senseiで同等以上の機能を実装するんじゃないか…