Video Enhance AIをApple M1 MacBook Airで!無茶なビデオ変換を試した

結論。
Apple Silicon M1チップに未対応なのに速いよ!しかも推奨環境じゃないラップトップなのに!使いやすいのは、コレがやっとver. 1.0だろ!w 期待に大きく胸と鼻の穴を膨らませていたわけでも、まったくあてにしなかったわけでもないんですが、すみません、割と舐めてました 😛

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皆さん、本当にありがとうございます!次の記事を書く励みになります :D
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Topaz Video Enhance AIのアイコン
Topaz Video Enhance AI

AIで、ビデオを高画質に拡大処理できるツールTopaz Video Enhance AI。過去、何度か記事を公開しましたが、画質の点では、静止画を拡大できる同社のGigapixel AIよりも、むしろ高画質なんじゃないか!?というレベルでした。ただ、それなりのマシンスペックが前提で処理時間も掛かるため、プロが仕事でバリバリ使うのは条件次第だと感じていました。

それが、2020年11月に、爆速パフォーマンスのApple Silicon M1 Macがリリースされ、Video Enhance AIもバージョン2.0でUIが大幅に変わって使いやすくなったんです。この組み合わせは試さないわけにいかない!ただし、私がゲットしたのは、ラップトップのMacBook Air。ファンレスで、MacBook Proよりややパフォーマンスは落ちますが、敢えてこの非対応の(そう、M1プロセッサーには未対応!)、ビデオ処理には向かない環境で走らせる無茶をしたら、さてどうなるのか?

Video Enhance AI 2.0はこんなツール

Video Enhance AI 2.0のメインウインドウ
Video Enhance AI 2.0のメインウインドウはまるで普通のアプリケーション!
  • AI技術を使った、ビデオの拡大と高画質化処理ソフトウェア。高画質な拡大(アップスケール)やノイズ除去、インターレース(走査線)除去、古いビデオの高画質処理、バッチ処理などの機能あり。
  • 対応するフォーマットは、MP4 (H264)/MOV (ProRes HQ)/JPG/PNG/TIF (8 bit/16 bit)【UPDATE】。最高で8K UHD (w 7680 x h 4320 px)の変換が可能。また、8 bit png/8 bit tif/16 bit tifのシークエンスとしても書き出せる。
  • 価格は$299.99の買い切り(3月下旬時点の為替レートで、末尾のクーポン利用で24,000円程度)。
  • Mac/Windows両プラットフォーム対応。ただし、Apple M1チップには未対応
[追記:2021/06/05]ライセンスの関係でH.265とMKVが対象外になりましたが、新規のモデルがさらに追加され、処理速度も上がったようです。

Video Enhance AI 2.0をオススメできる人

  • ビデオや画像編集のプロ、ビデオエンジニア
  • Apple Silicon M1マシンユーザーのクリエイティブ関係者
  • SDサイズなど、小さなビデオ素材を4K/8K画質にしたいビジュアル系クリエーター
  • 大画面に高画質な映像を流したい、ビデオアーティスト
  • Adobe Premiere ProやAfter Effects、DaVinci Resolve、Final Cut Proユーザー
  • サイズの小さな子供の運動会や家族旅行、友だちと一緒に撮ったビデオを、少しでもキレイに拡大したい人

Video Enhance AI 2.0のココがいい!

  • Apple M1未対応でもこれだけ速いんだったら、ネイティブ対応したらどれぐらい爆速なのか!?嫌でも期待は高まる!
  • ビデオ編集ツールでそのまま拡大するよりも、遙かに高画質
  • 操作はシンプルで、AIモデル【UPDATE】を選び、必要なら設定をカスタマイズして処理するだけ。アプリケーション内にチュートリアルあり【NEW】。
  • トリミングをサポート【NEW】。
  • デフォルトの設定を保存可能【NEW】。
  • 複数ファイルをバッチ処理でき、個別の設定で処理が可能。
  • 入力ソースは、ビデオに限らず、連続するシークエンスの静止画でもOK。
  • Topaz Labsは、他にも写真の高画質拡大やノイズリダクションツールなどを開発する企業。
  • ライセンスがサブスクリプションでなく買い切り
  • トライアル版でタップリ事前チェック可能。

Video Enhance AI 2.0のココはイマイチだったり要注意…

  • 後述のAIモデルがGPU/CPU/両方のどれを使うかは、Mac/Windowsで異なる。例えば、すべてのAIモデルで、NvidiaをサポートしているのはWindowsのみ。「Gaia(ガイア)」は、MacではCPUしか使わない。
  • シンプルにビデオの拡大と高画質化だけ。回転やカラー処理、フレームレート、複数のビデオの合成などの機能はない。Gigapixel AIが持っていた、人物の顔に特化したエンハンス処理機能や、顔のぼかしなどもない。
  • CPU/GPUには大きな負荷が掛かり、処理時間も長い。マシンのプロセッサーや仮想ディスクなどの割り当てはできない。
  • hevc (h265)に対応していない。また、4K以上のサイズはmp4では非対応。
  • 変換されたビデオは、なぜか1フレーム目が黒で潰されるので、ファイルのプレビューを見ただけで内容が判断できない。
  • 価格が$100も値上がりした!ライセンスは買い切りなものの、Topaz Labsのアップデートは購入後1年間限定(事実上、契約頻度がちょっと長目のサブスクリプション?)。
  • Adobeのクリエイティブツールは、何れAdobe Senseiで同等以上の機能を実装するはず。実際、静止画だと最新版Photoshopで画像を拡大するときの補完処理が、かなり高画質になっているので、多分Premiere ProやAfter Effectsでも。