MacでWindowsを実行できるParallels Desktop for Macを1ヶ月使ってみた

約1ヶ月、Parallels Desktop for MacにWindows Vista Ultimate betaを入れて使ってみています。パフォーマンスと利用状況をメモ。

  • ビルドが上がって、ファイルのドラッグ&ドロップコピーも、クリップボード経由のコピー&ペーストも実現可能に! 今までは、変換キーをどれか押さないと切り替えられなかった、Mac OS XのカーソルとWindows Vista上のカーソルとが、ウインドウの領域を横切るだけで自然に切り替わるようになったのも楽。
  • コーヒレンスモードというのは本当に不思議。Windows OSを隠した状態で、Windowsアプリケーションが使えてしまう。ちょうど、バックグラウンドでClassicが起動して、一見、アプリケーションがMac OS Xで動作しているのか9なのか意識せずに使える状態のよう。画面下には、Windowsのタスクバーと、Mac OS XのDockとが交互に共存する。
  • FireWire 800で接続した外部ハードディスクに置いた音楽ファイルを、Mac OS X側のiTunesで再生しつつ、同じデータをWindows Vista側のiTunesでも再生してみる。音のとぎれもなく、ごく普通に再生できる。ちょっとタイミングがずれると、銭湯のようなディレイ。
  • 無理してWindows Vista+Internet Explorer 7で見るGyaOより、OSを問わないYouTubeの方が楽なのは当たり前で、しかもコンテンツとして楽しいものがあったりする。
Parallels Desktop for MacでSony Musicへ
Parallels Desktop for MacでSony Musicへ
  • Windowsのexeでのみ公開されている企業案内(信じられない形式!)をプレビューしたり、Windowsでしか閲覧できない、認証キーが要求されるPDFファイルを見る。iTunes Storeに楽曲を提供していないSony Musicのアーティストの曲(試しに、懐かしの葛谷葉子「サイドシート」などをチェック)を試聴する。ごく当たり前にプレビューOK。

やはり、本格的に使うなら、Boot Campでスイッチした方がパフォーマンスの点では有利です。ちょっとだけ&仕方なくWindowsを使う分には現実的なツールですが、逆に、ちょっとだけ&仕方なくMac OS Xを使う環境にもなり得てしまうIntel Macは、Windows以外使ったことがないユーザーや、元Macユーザーにも魅力的だと思います。