
いつか来るいつか来ると思っていたサービスが登場しました。鼻歌を認識させて楽曲を検索できるサービスです。当初は、Midomiを使っていましたが、Shazamに落ち着きました。
早速、恥ずかしげも無くテスト。歌詞を知っている曲・知らない曲、男性ボーカル・女性ボーカル、ソロ・グループ、スロー・アップテンポ、ジャンルを超えていろいろ試してみました。とりあえず、認識に成功した曲を挙げてみます。ラインナップ古いですか?ほっといてください 😛
Crying/Roy Orbison Time Is On My Side/The Rolling Stones You've Lost That Lovin' Feelin'/Righteous Brothers My Heart Will Go On/Celine Dion Take It To The Limit/Eagles Take A Bow/Madonna L-O-V-E/Nat King Cole Everybody Wants To Rule The World/Tears For Fears If You Don't Know Me By Now/Harold Melvin & The Blue Notes Sukiyaki/A Taste Of Honey
実際の所、認識結果はバラバラなので率からいうと決して高くはないですが、これは歌い手=入力の力量次第という側面もありますし、データベースの充実との兼ね合いもあるでしょう。とにかく、鼻歌フフフンで認識されるのは、結構、感激です。
The CarpentersやBeatlesなどの「シンプルで素直な進行の曲」は認識率が高いようです。認識させる部分はどこでもいいので、サビ中心、前一小節からとかがいいかな。これで、”My Ever Changing Moods”を「えばー ちぇんじん むーず いぇ〜」とサビの部分だけ熱唱していた、The Style CouncilフリークのMさんのような人も大満足。
ただ、ちゃんと歌詞まで入れても認識されないこともあるのは、ほとんど『桜田淳子デースと言い張る物まね』に近いものがあります。というか、歌詞を知ってるなら、それで探しましょうョ。はい、ちゃんとテキスト検索窓もあります。
楽器のみの凝ったイントロとかやって徒労に終わるとかなり辛いかもしれません。”People Get Ready”なら、オリジナルのThe Impressionsの歌い方に忠実だとOKだけど、Jeff Beckバージョンのギターイントロを真似るとダメ。中途半端にDes’reeとか口ずさんだりすると、Johnny Cashと判断されたりする訳です、そんなにカントリーっぽかったですかそうですか。”Blowin’ In The Wind”をBob Dylanのしゃがれ声を真似しても、Joan Baezが先にリストアップされますが、これはこれでいいような気も。むしろ、マイクに向かってやる一人物まねショーの方が問題でしょうか。
当たり前ですが、Deep Forestとかのインストゥルメンタル系はNG。クラシックやオペラもダメですね。もちろん日本の曲も。やったのかよ!はい、やりました。絶対に、CDショップの店頭ではできません。
ぴったりのヒット結果がトップに来た後、下を見ると、アルゴリズムが似た曲だと判断した曲がリストアップされます。これはまたこれで興味深いですよ。アーティストやジャンル、キーワードなどとは全く違った分類ですね。
認識率が向上し、Jポップ系がラインナップに加わり、携帯で使えるようになれば、街角の鼻歌人口もアップするでしょうかね。最大の難関、羞恥心というのも昨今、影が薄いようですし、さて。