
ユーティリティーに続いて、私が最近使っているアプリケーションを紹介します。主に、テキストエディターやデザインワーク用、ソーシャルネットワーク管理、作業効率化、システムメンテナンスなどですが、一般の人にも役立つ情報もきっとありますよ。
リストは、大まかに以下のような条件で整理しています。
- 各項目は、ある程度、私の中での利用頻度や重要性の高い順ですが、数字は単なるナンバリングだと思ってください。ほぼ同率の項目もあります。
- カテゴリー分けはあくまで「何となく」です。例えば、「デスクトップアプリケーションもiPhoneアプリもあるWebサービス」は、一番iPhoneで使っていれば「iPhoneアプリ」に回しています(次回以降の記事にご期待を!)。
- 同じような項目で、同じような利用頻度のツールは、一つにまとめているので、10点以上になっています。
- macOS標準のアプリケーションは除外しています(例:写真/ミュージック)。
- [P]マークは有料版(買い取りやサブスクリプション、ドネーションなど)を使っています。
オススメアプリケーション 10選
最近使っている主なアプリケーションの半分は、システムと同時に起動させたりほぼ常駐で、残り半分も、どれかは起動しているぐらいよく使っています。Mac版として紹介しますが、Windows版がリリースされているものもあります。
1.SRWare Iron:Chrome互換Webブラウザー
Webブラウザーには、Ironを長年使っています。これは、Chromeから余計な機能を省きつつ、Chromeとの互換も維持したChromiumブラウザーです。セキュリティーと使い勝手の点でIronがデフォルト、SafariとChromeは必要に応じて併用しています。Ironは、Chrome用機能拡張も使えるのが便利ですが、メモリを喰いすぎる点まで引き継いでいるので、次世代のChromeとSafariにも期待しています。
最近、気になっているのは、同じChromiumのEdge。少し触った限りでは、感触は悪くありません。他には、TorBrowserは、ちょっとヤバそうなサイトをどうしても見なければならない時に、VPNと併用しています。また、Braveは、爆速が人気とはいえセキュリティーの懸念が報告されたので、一旦、アンインストール中。
2.Jedit Ω:テキストエディター [P]
テキストを弄るスイスアーミーナイフとして、リリース当初からずっと使い続けています。ちょっとしたアイデアメモから、ソーシャルメディアの投稿の下書き、資料整理、原稿執筆、スクリプトやコードの編集、csvファイルのチェックなど、幅広い目的に使っています。どうしてもWordでなければならない時以外、テキスト編集はほぼコレがメイン。終了させることがないエディターです。iPhoneアプリがないのが残念。
3.Byword:テキストエディター [P]
これもエディターですが、Jedit Ωとは使い方が違います。Jedit Ωは主にリッチテキスト rtfでドキュメントを保存していますが、このBywordはプレーンテキスト txtで使っています。特徴は、シンプルなUIと軽い動作、Markdown記法対応、iPhoneアプリ、クラウド同期*などです。WordPressやMediumにも連携できるので、このブログ原稿の下書きはほぼBywordで書いています。
*ちなみに、Dropboxに置いたリッチテキストを直接編集できるエディターは、私が知る限りありません(あったらぜひ教えてください!)。
2つのエディターの使い分けや連携はこんな感じ。まず、雑多なアイデアやテキストを、一旦Bywordでだーっと殴り書きします。出先で気になったことのテキストメモなどにも、メモ.appではなくこれを使っています。構成を考えたり参照資料を挿入する段階になったら、Jedit Ωにスイッチ。そこから、他者に共有する資料として、例えばPagesやWordでレイアウトを整えたり、KeynoteやPowerPointでプレゼン資料へと展開します。
「書くこと」に集中したい人には、自信を持ってオススメできます!
4.Photoshop CC:写真編集 [P]
統合クリエイティブツールであるAdobe Creative Cloudがあまりにも巨大なので、複数に分けました。
利用頻度からいえば、Photoshopが筆頭です。Webからソーシャルネットワーク、ビデオ、印刷物まで、とにかく幅広く使える、必要不可欠なツールの筆頭。
以前は、簡単に画像編集できる、動作の軽いユーティリティーも併用していたこともありましたが、結局、Photoshopにほぼ収束しました。インストールしているプラグインやアクションはあまり多くはありません。
5.Acrobat DC:PDF編集 [P]
ビジネスシーンだと特にPDFを使う機会は多いので、プレビュー.appよりはこちらがデフォルトです。いちいち紙を使いたくないので、紙の文書はScanSnapでスキャンした後、フォーム化して記録に残しています(時々イラっとしながら)。昔、自炊していた本のビュワーに使うこともあります。これも、安さに釣られて互換ツールを試すのは時間の無駄!
6.Microsoft 365:ビジネスアプリケーションスイート [P]
元Office 365と呼ばれていたExcel/Word/PowerPointのトリオ。Adobe製品同様、これも互換ツールが沢山あります。何より、macOSだと、それぞれに相当するNumbers/Pages/Keynoteがあって無料です。それでも結局、これを選ばざるを得ないんです…。
私も、LibreOfficeやOpenOfficeなどを使ったことがありますが、あまりオススメできません。というのも、ファイルを編集するのが自分だけならまだしも、他者とやり取りする時の表示のズレや互換性が、どうしても問題になるからです。Googleドライブも、相手によってはアクセスが制限されています。ビジネスでMacを使うのなら、必要経費の一部に。
7.Illustrator CC:ベクターグラフィックス制作 [P]
定番のデザインワークツールですが、私の場合、扱うのが印刷媒体からWebやソーシャルメディアにシフトした頃から、利用頻度が下がりました。以前なら、Illustratorを使っていたグラフィックスに、今ではXDを使うこともあります。とはいえ、重要なアプリケーションであることには変わりありません。PDFの編集ツールとしても必須。
PhotoshopやAcrobatも使うなら、やっぱりAdobe CCがおトクです!Adobe製品(ほぼ)すべてのアプリケーションの最新版を、とてもリーズナブルな価格で自由に使えるのが魅力。例えば、最初は要らないと思っていたAfter Effectsをたまたま触ってみて、ビデオ編集に興味が湧くようなこともあります。
8.VirtualBox:仮想化
Boot Camp、Parallel、VMware Fusionと渡り歩いてきた仮想化ユーティリティーも、ここしばらくはこのオープンソースソフトウェアをメインにしています。動作や操作性も快適で、WindowsやAndroidのエミュレーターを動作させています。
macOSで、どうしても使い続けたい32 bitユーティリティーがいくつかあるので、そろそろmacOSの仮想化も必要だと思い、現在チャレンジ中!
9.Skype:ビデオ会議/チャット/通話
SlackやMicrosoft Teamsよりは、まだSkypeがメインですが、オーディオだけの会議に使うことも多いです。セキュリティーを考慮して、徐々にJitsiにシフトしたいところ(ちなみにZoomは、アメリカや台湾政府が使用禁止を解除するレベルにならない限り、再インストールすることはありません)。
また、Microsoft 365の特典として有料のSkypeクレジットを持っているので、固定電話やモバイルへの通話も、Skypeを優先して使っています。ちなみに以前は、Skype OutとしてIPフォンの専用番号も取得していましたが、今は代替サービスを使っています。
10.Topaz Gigapixel AI/Aurora HDR 2019/Luminar 4:画像編集 [P]
私の環境では新種の画像編集ツールを3つ、まとめてリストアップしておきます。これらはすべて、Photoshopではできないか、やろうとすれば非常に手間が掛かる処理を実現する、プロ用の強力な編集機能が特徴です。Cyber MondayやBlack Friday、クリスマスシーズンなどに、クーポンを併用してリーズナブルに購入しました。後者2つは、まだ使いこなすにはほど遠いので、機会を改めてブログに書きます。
ところで、Topaz Labs製品のレビューからは、思いのほか沢山の方にクーポンを使っていただいているようで、我ながらちょっと驚いています!ありがとうございました!ユーザーが増えてノウハウが溜まると、私も助かります 😉
これらのアプリケーションは、意図して定期的に見直しているわけでもないんですが、長年使い込んで自分の手にしっくり馴染む道具のようなものもあれば、ふと使い始めて新しい定番になっていくツールもあります。他者のランキングがそのまま、自分にとってベストとは限らないので、ある程度の時間を経る中で、時々棚卸ししてチェックするのはオススメ。
もし、『こっちのアプリケーションもいいぞ!』というのがあれば、ぜひコメントやソーシャルネットワークで教えてください 😀 デスクトップアプリケーションやユーティリティー以外でも、WebサービスやiPhoneアプリなど、紹介したい定番が沢山あります。次の記事にご期待ください!