
トークイベント『Future Sync vol. 4』に参加しました。今回のサブタイトルは「ROADMAKERS」。今年も、4本の道を行く先人の話を聞きました。分野を超えた未来についてのセッションは、すべてどこかで繋がっている気がします。
http://futuresync.jp/vol4/
https://twitter.com/future_sync
今年の会場は、福岡工業大学。去年は(株)ワンパクの阿部淳也さんの話が面白かったですが、今年も素晴らしいイベントでした。ツイートはハッシュタグ #futuresync でまとめられています。残念ながら、わずか4月16日しか話を聞くことができませんでしたが、確かにどれも道をつくる人たちのトークでした。
クローバル+ローカルの「グローカル」化により、田舎/都会、郊外/都市部、地域/世界という水平方向の分布だけでなく、垂直方向にもさまざまなレイヤーに分かれています。人それぞれに異なるワークライフバランスを自分でコントロールできることが、ストレスを少なくしハッピーでいられそうです。
生活であれ、デザインやアート、イベントであれ、それらを下支えするのがテクノロジーとコミュニティー。発信する側としては、非言語(ノンバーバル)なコミュニケーションと、バーバルな物語(ストーリー)で、人にきちんと伝えることを意識していきたいですね。
そして、溢れすぎている情報のうち何が自分にとって本当に必要なのかは、できる限り自分に近いところで判断したいところ。それは必ずしも、インデックス化されたオンライン情報ではなく、ローカル/ニッチ/マイナーなオフラインな繋がりかもしれません。Amazonがあれば何とかやっていけると思ってきた私には、スイッチがあるものとなら上手く付き合ってきたつもりの私には、かなりキツいテーマなことは承知の上 :'( とにかく、これからも自分で取捨選択できるだけの判断力・行動力を常に維持していこうと再確認しました。
示されたいくつもの道のどれか後に続くのもよし、途中から分岐するのもよし、もちろん新しい道を行くのもいいでしょう。結局、未来が同期するかどうかはその時は分からなくても、振り返れば何となく繋がっていたということじゃないでしょうか。とにかく、獣道でも人に何といわれようと、一歩前へ!
自給自足の暮らし@畠山千春さん
福岡の西にある糸島市でシェアハウスに住みながら、動物を狩ったり(!)飼ったり、311を転換点とした自給自足のライフスタイルを実践している彼女。後から思い出せば、お名前や鶏の解体ワークショップなど、以前にニアミスしていたような…。
「途中でちょっとグロい写真が出るかもしれません」と予告されたすでにその時点で、健康診断の採血ですら意識が遠くなる私は、唾液が苦くなってました。「ワタシの罠」「ワタシのとどめの刺し方」…何気なく出てくるフレーズが凄すぎ!w
そんな彼女に、メディアは「狩猟女子」なんてキャッチーなラベルを貼りたがりますが、私は「自分を動かし続けるためのエナジーを、できるだけ自分の手元で何とかする」話だと思って、興味深く聞いていました。その要素がそれぞれ、狩りだったり、働き方やエネルギー、もっと広くいうと、どうやって生き続けていくか?というテーマなんだろうな、と。
田舎か都会か、日本か海外かに関係なく、自分が所属するそのコミュニティーにどういう役割で関わっていられるか?他者に何を貢献できるか?ということは常に問われています。自分の判断で生活コストと社会リスク、そしてストレスも減らすことで、クリエイティビティーを育てて行く生活はとても魅力的だと感じました。
イベント後にいろいろ調べて分かったのは、彼女が動物を殺生することに関して、否定的な意見があちこちで見られること。そういう意見もあっていいとは思いますが、自分の価値観と合わないことを暴力的に脊髄反射する人はどこまでも先鋭化するんですよね、実名や顔出しかどうかに関係なく。生きていくことは結局、他の命を奪うカルマから逃げられない訳で、手の汚れ具合が違うだけ。暴言を吐く人の手も汚れている…いや、汚さないパッケージ化された商品で済ませている点でよっぽど汚いんじゃないか…ということを考えると、一番残酷なのはやはりヒトだなと再確認できます。喰えないョ、マジで 🙁
