シェアサイクルHELLO CYCLINGに乗ってみた

HELLO CYCLING

東京都内で仕事の合間の週末に、杉並区と台東区をうろついたんですが、ドコモ・バイクシェアのサービス地域外だったので、今回初めて、HELLO CYCLINGを利用してみました。これがなかなかよかったので、紹介します。ちゃんと(?)役に立つ失敗ネタもありますよ。

なぜか、このブログではシェアサイクルのエントリーがよく読まれているようです。手軽に借りられる電動自転車は、都市部のちょい乗りに便利なんですよね。全てをブログには書いていないものの、大阪や神戸、北九州と、機会があれば行く先々でシェアサイクルを試してみています。
HELLO CYCLINGも、ドコモ・バイクシェアと併用すると、かなり使い勝手がいいはずです。

東京都内でレンタルサイクル ドコモ・バイクシェアに乗ってみた
https://www.kotobato.jp/articles/technology/docomo-bike-share.html

(そういえば、カーシェアって呼んでも、シェアカーとはいいませんよね。でも、サイクルシェアよりもシェアサイクルって呼ぶ方が多いような、この捻れはなぜ?)

HELLO CYCLINGはこんなシェアサイクル

HELLO CYCLING
https://www.hellocycling.jp/

概要

HELLO CYCLING
  • 15分単位で乗れるレンタルサイクル。パソコンやスマートフォンで登録し、スマートフォンでロック解除とロック。
  • ヤマハの電動自転車で、車体は白、新しく清潔。電動自転車のパワーで坂道も楽々。エコモードで、バッテリー長持ち。
  • 専用駐輪スペース「ステーション」から、別のステーションまでの移動。
  • 料金:60円/15分で、最大料金は1,000円(税込)!
  • 支払いは、登録したクレジットカードまたは交通系ICカード。

こんなときに便利

  • 郊外の通勤や仕事の移動、日常のチョイ乗り
  • 坂道をダラダラ歩いて登りたくない
  • 5時間以上使う可能性がある、都市部周辺の観光など
  • グループや、大きな子供がいる家族単位で使うとき

ココがいい

  • とにかく最大料金制が安心!どんなに乗っても1,000円を越えることがない!
  • 車体も新しく、メンテナンスも行き届いている
  • 車体が小さ過ぎず、ある程度のサイズなので乗りやすい
  • 東京郊外や地方でも強い
    台東区や墨田区、江戸川区、府中、千葉、さいたまなど。大阪、京都、小豆島などでも展開中。台東区や杉並区では「ダイチャリ」、中野区や上野辺りでは「シェアペダル」のサービス名で展開。
  • 1つのアカウントで、複数の自転車を利用可能
  • サドルの下の、金属のナンバープレートが当たる音が小気味いい♪

ココはいまいち

  • なぜかWebサイトに利用料金が出ていない
  • ステーションは、専用アプリでしか探せない・見られない
  • 東京都心や福岡市中心部では、ステーションの分布にムラあり
  • ステーションのお気に入り登録機能や、自分がよく活動するエリアの更新情報がない

HELLO CYCLINGの使い方

使い方は、ドコモ・バイクシェアや他の電動シェアサイクルとほぼ同じです。

事前にやっとく(方がいい)こと

アプリでステーションをチェック
貸出可能台数をチェック
  1. 行く場所でサービスを展開しているかを、アプリでチェック(杉並区や台東区はドコモ・バイクシェアのサービス外なので、HELLO CYCLING一択)。
  2. ステーションもマップでざっと調べておく(借りて、乗って、返すところが、自分の行動範囲にあるとは限らない!)。
  3. 使い方の確認(特に、バッテリーが切れた時と、ステーションに返却できない時の対応)。
  4. 電話番号とメールアドレス、クレジットカードまたは交通系ICカードを入力して、ユーザー登録。
  5. できれば、ステーションの場所と予定をスケジューラーに登録し、リマインダーも設定(予約して30分以内に使い始めないと強制キャンセルされる)。
  6. (当日の天候や体調を考えた代替手段も)

当日の使い方

  1. 乗りたいステーションをアプリで探し、30分前に予約4桁の暗証番号が発行される。
  2. ステーションへ行って、車体番号を確認
  3. ハンドル中央の操作パネルの電源をオンにし、暗証番号を入力する(よく見れば、使う数字は6つだけ!)。または、交通系ICカードをかざす。
  4. ロックが解除されるので、バッテリーの残量をチェック
  5. ラックから引き出し、乗って移動。途中、必要に応じて駐輪したら、ロック→ロック解除
  6. 返却可能なステーションを探して移動。駐輪し、操作パネルの[RETURN]ボタンを押して、「返却完了」のサインが表示されれば終了。
  7. 終了と同時に、決済も完了。アプリでログを確認

ラックが空いていても、返却できるとは限らない!

シェアサイクルが便利なのは、他のステーションに乗り捨てができること。気が変わったり疲れたら、近くに返却して、電車やタクシーに替えてもいいわけです。
ただ、注意しなければならないのは、いつでもどこでも返せるとは限らないこと。スタンドの台数が限られているステーションで全てが埋まっている場合には、返却できません。そのため、乗り捨て先の返却ステーションを確保しておく必要があるんです(ドコモ・バイクシェアでは、周囲も含めたステーションに全然空きがなくて、センターに連絡し、すぐ脇に止めて返却させてもらったことがありますが)。
今回、最初に借りたのは、荻窪駅前のステーション。1日乗って、同じ場所に返却しようと思ったんですが、スタンドが1つ空いているにもかかわらず、何度操作しても全てが使用中と判断されて、返却できない事態に!

返却NG表示
目の前のラックが空いているのに!

センターに問い合わせしようとも思ったんですが、それも面倒に思えて、別のステーションを探して返却することにしました。ところが、これがなかなか大変だったんです。
線路の反対側のコンビニに、返却できるステーションがあることを見つけました。空きも複数台あるので、予約しなくても大丈夫かと思い、目指すことに。ただ、線路を超えて、自転車で渡れるような道へ大きく迂回しなければならなかったことと、なぜかGPSの挙動がおかしく本来進むべき方向とは全く逆(!)の方向を、マップが示すというトラブルまであって、思った以上に手間取ってしまいました。
無事にたどり着いて自転車を返却し、駅近くの繁華街へ戻ってきてわかったのは、実は歩けばたった15分ほどの距離だったこと。また、線路の下には斜めのスロープが付いた階段の歩道があったので、実は、自転車を押して上り下りできたのでした(バッテリーの分、重たいんですが)。
借りるときは気軽に借りられるシェアサイクルですが、返却のことも考えておく必要があることを改めて思い知りました。まだ時間的に余裕があったとはいえ、知らない土地で返却先を必死に探して夜道を自転車で急ぐのは、気分的に焦るんです。

ステーションは24時間営業とは限らない!

日を改めて、今度は根津で借り、谷中から鶯谷、吉原を抜け、山谷あたりまで乗ってみました(このコースについてはまた別エントリーで!)。ここでまた、スムーズに返却できなかったんです。
前回、懲りたので、返却できる空きステーションを予約し、30分以内に返却するようにしました(経過すると、これも強制キャンセル)。夜になり、時間に間に合うようにステーションに着いたつもりが、実はそこは施設の中で、営業時間が5分前に終了したばかり。嫌な直感はあったものの、施設にはまだ明かりがついていて門も開いていたので、ステーションにそのまま返却しようとしたところ、施設の営業時間を過ぎているために、返却処理が受け付けられませんでした!なるほど、システム的には非常に正しい処置です。
『あと15分で出かけないと、ここからステーションの営業時間終了まで間に合いませんよ!』とか、そんなリマインドしてくれてもよかったのに!まるで、自分が遅刻したのを、お母さんが起こしてくれなかったからと文句をいう中学生のように、いろいろモヤりながら、またもやステーション放浪の旅へ。運悪く小雨も降り出す始末です。
不幸中の幸いで、10分ちょっと走れば別のステーションに空きがあることがわかったので、傘もささず結構必死に自転車をこぎ、なんとか返却できました。しかし、雨の夜にとぼとぼ戻る敗北感たるや…

駐輪って考えられていないんじゃないか?問題

自転車放置禁止サイン
乗ってもいいが、止めるな放置するなと

負け惜しみだからではないと思いたいんですが、街中のいろいろなところに自転車の駐輪や放置禁止のサインをよく目にしました。ほんのちょっとだけ止めて、コワーキングスペースへ寄るとか飲食店に入ったり、買い物をしたいときにも、それが許される環境がなさすぎました。借りてから返却するまでの利用の導線の上で、欠けている部分がかなり大きいんです。
シェアサイクルは確かに手軽な移動手段なんですが、同時に、ステーション以外の場所での駐輪という課題もセットで、考える必要があるように感じました。ここは、シェアサイクルや一般の自転車に限らず、都市部のモビリティーという、大きなテーマになりそうです。