初SIMロックフリーiPhoneで準備・設定した8つのこと

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iPhone SE発売に合わせ、初めてSIMロックフリーモデルに変えました。今まで使っていたSoftBank iPhone 5s(旧)からiPhone SE + FREETEL SIM for iPhone(新)への切り替えでいろいろやるべきことがあったので、紹介しておきます。

温故知新iPhoneでいいとこ取りしたい

そもそも、SIMロックフリーiPhoneに切り替えることにしたのは、以下のような条件が揃ったからです。

  • SoftBank iPhone 5sは一括払いで購入し、約2年半使用。割引が適用されなくなって、通信料が高額に!7GBの通信規制を喰らった原因は、Ingressのやり過ぎ…。
  • iPhone 5sに画面割れや水没は無いものの、バッテリーの持ちが怪しくなってきていた。そんな中、「リーズナブルiPhone 6」としてのiPhone SEリリース。2016年秋に発売が噂されるiPhone 7が、より薄く大きく速くなったとしても、とてもそれまで待てない!
  • 月によって通信量のバラツキがとても大きいので、月額固定料金のSIMではなく、使った分払いのFREETEL SIM for iPhoneはとても魅力的。テザリングやSMSも使えることを確認。0SIMも見送った。通話はほとんど無し(少なくとも自分からの必要は)。各種サービス認証のためにSMSは必須なので、データ通信+音声+SMSのSIMカードをチョイス。9ヵ月間1GBが無料でプラスされるキャンペーンだったことも後押しした。実行速度は出たとこ勝負で。
  • モバイルデバイスは、iPhone 1台のみに。OCNモバイルONEも併用しているが、一緒に持ち歩くのはモバイルワイヤレスルーターよりKindle。
  • 新規購入・契約と解約に関する諸費用、通信費等を調べて、1年後のメリットありと判断。山奥や離島、海外へ長期間行く予定は無し。電話番号を変えてもよかったものの、登録すべてを変更する手間の前に挫折してMNPで。

準備は順番が重要

MNPを申請するには、iPhone本体とSIMカードの準備以外に、決まった流れがありました。時間的な余裕とタイミングが必要です。

  1. キャリアのメールアドレスを解除しておく

まず、@i.softbank.jp、@softbank.ne.jpを登録していたすべてのサービスで、メールアドレスを変更しました。確認メールが受信できるうちに設定しないと、鍵の閉じ込めのような状態になってしまうからです。
元々、使っているサービスが少なかったので手間ではありませんでしたが、フィーチャーフォンでしか連絡ができないキャリアメールの相手に、登録メールアドレスを変更してもらうのが一番大変でした。

  1. キャリアにMNPを申請し、予約番号を入手する

SoftBank iPhoneの場合、オンラインでは手続きできず電話しなければならないので、その旨を連絡。年度替わりで忙しいのかしばらく待たされたものの、特にしつこい引き留めにも合わずに、番号と手続き期限日が伝えられました。これらが無いと、次のMNPでのSIMカードが購入できません。

  1. 新iPhoneとSIMカードを購入する

購入を決断!FREETEL SIM for iPhoneのページで各種個人情報、MNPの番号と期限日を入力して購入しました。ちなみに、身分証明書として運転免許証等のスキャンデータが必要ですが、元々、金融機関の証明手続き用に電子署名済みPDFとして準備していたので、それを流用しました。
https://www.freetel.jp/sim/ip_sim/
実は、iPhone SEの発売開始前にMNPを申請してしまったので、期限に間に合うか心配だったのですが、出荷から3日で届きました(期限になれば自動的・強制的に切り替わります)。iPhone 6シリーズ発売時ほどの待ち時間も無さそうです。

  1. 新iPhone用のケース等を準備する

ケースやフィルムも新しくすることにしました。iPhone 5シリーズと同じアクセサリーが選べるので、商品が豊富なのも嬉しいところです。年度末が期限だったポイントで清算できたのもラッキー。

  1. 旧iPhoneをバックアップし、リセットする

いつでもMNPがOKになったら、旧iPhoneの「iPhoneを探す」をオフにし、直前の状態をバックアップします。ここでひとつポイントなのは、iCloud/iTunesどちらにバックアップしておくかの選択。復元がiCloud+Wi-Fiからだと、20分ほど掛かってしまいました(他の作業をしていたので気になりませんでしたが)。スピード重視の場合は、Lightningケーブルを繋いでローカルのiTunesからの方がいいでしょう。
バックアップが終わったら、SIMカードを抜き、データと設定をすべてリセットします。

  1. 旧iPhoneの下取りを調べる

よく分からない業者は不安なので、Apple経由のサービスを検討。本体に画面割れや水濡れが無く問題なく動作すればOKで、付属の電源アダプターやLightningケーブル、イヤフォンは不要です。実際に下取りに出すか出さないかはともかく、製造番号(IMEI) とモデル、シリアルナンバーを控えておきます(リセットしてしまった後だと面倒)。

MNP作業はスムーズに

docomo回線にスイッチ

公式サイトやSIMカードに付属する説明に従って操作していくだけです。新iPhoneにSIMカードをセットし、プロファイルをインストール。場合によっては、iOSがアップデートされますが、もちろんMNPの後でもOK。
FREETELにMNPの手続きを電話で申請したところすぐに繋がり、必要な情報を伝えて、キャリアの切り替わりを待ちました。15分ほどとのことでしたが「圏外」からなかなか切り替わらないので、指示された通り一旦SIMカードのトレイを抜き差しすると、すぐに「docomo」で認識しました。

後の再設定が結構面倒

実は、2段階認証の再設定が一番面倒でした。ほとんどのシステム設定やアプリは問題なく復元できたものの、個別に再設定が必要なアプリが多いのです。

  1. 新iPhoneで、アプリの設定を確認する

私の場合、Google/Evernote/Dropbox/HootSuite Pro/Buffer/Slackなど2段階認証を設定しているサービスと、さらにそれらと連携しているサービスを多く使っています。バックアップコードからいちいち再設定するのは面倒なので、一旦、2段階認証をオフにして、QRコードを読んで再認証しました。優先順位が高いアプリから順に、一通り起動して確認。ちょうどSMS受信のテストにもなりました。

  1. キャリアの変更を知らせる

忘れがちですが、SoftBank同士の無料通話ができなくなったので、仕事やプライベートなど関係先にそのことをお知らせする予定です


念のため、一通り終わったらFREETELのサイトにログインし、開通と設定内容を確認しました。ログインした履歴やバックアップは、古いデバイスを消去。また、旧iPhoneの下取りも申し込み、感謝を込めて外装をクリーニングしました。

後は、改めてアプリの必要性や優先順位を見直したり、外出先でのテザリングやバッテリーの持ち具合チェックなど、様子を見ながら使っていきます。