
私がほぼ毎日使っているMac用アプリケーションとユーティリティーの紹介に続いて、iOSアプリの中から、この一年で利用頻度が上がったり、恐らく特徴的だろうと思われるアプリ10個を厳選して紹介します。コロナ禍の日々で、自分が感じていた以上に変化がありました。
iOSには、どんなアプリをどれぐらいの頻度や時間使っているのかを分析する、スクリーンタイムという機能があります。これは、ユーザーに自分が使っているアプリの利用状況をレポートすることで、社会問題になっているデジタルデバイスへの過度な依存目の酷使を抑制する機能です。
スマホアプリほど、その人の個性やライフスタイルが反映されているものはありませんからね。単にApp Storeのランキングを見るだけでなく、人が使っているアプリを参考にするのもいいですよ。これも、役立つヒントがあれば幸いです。
Webサービスとしてデスクトップ版もあったりするので、はっきり分けるのは難しいんですが、特にiPhone上で使っているアプリを中心にリストアップしています。大まかに以下のような条件です。
- 各項目は、私の利用頻度や重要性の高い順で、優劣は意味していません。
- 主にiPhoneアプリで使っているサービスを紹介します。
- 同じような種類のアプリは一つにまとめているので、10点以上になっています。
- iOS標準のアプリは除外しています(例:カメラ/写真/Safari)。また、TwitterやYouTube、Instagramなど、メジャーなソーシャルネットワーク系や、頻繁に使うライティングアプリも外しています。これはまた別記事で。
- 多くがiPad版やAndroid版もあります。
- [P]マークは有料版(買い取りやサブスクリプションなど)を使っています。
ちなみに、私が使ってきたmacOS/iOSアプリの多くは、アプリの価格動向サイトAppShopperに登録・公開していたんですが、このサービスが終了してしまいました。知らないアプリを見つけたり、有料だったアプリが無料になったりすぐには必要でないアプリの価格が下がった時に購入するのに便利だっただけに、本当に残念です。もし、代替のサービスがあれば、ぜひコメントやソーシャルネットワークで教えてください 😀
Mac用アプリケーションとユーティリティーはこちら。
最近のマイiPhoneアプリ 10選
1.DuckDuckGo/Ecosia:Webブラウズと検索エンジン
いきなり、Webブラウザーと検索エンジンの利用頻度が高いのは、当たり前といえばそうなんですが、一年前と違うのはDuckDuckGoが完全にデフォルトになったこと。Googleよりも個人情報の取り扱いがセキュアなDuckDuckGoは、Mac側でもデフォルトの検索エンジンに設定しています。
Ecosiaは、検索するたびに木が植えられる、ソーシャルグッドなブラウザー。開きっぱなしにしておくページはこっちにまとめて、新たに検索するときにDuckDuckGoを使っています。
この2つ以外で、Google.appは2要素認証のログインを承認と、表示されるニュースをウオッチするのに使い、時折Safariも併用しています。
2.Reeder[P]:RSSリーダー
RSSリーダーは、ここ数年Reederがデフォルトです。シンプル操作のUIも使いやすくて高速。タイトルとヘッドラインで興味を引いた話題は、一覧でどんどんスワイプしながらスター★を付けておいて、MacのFeedlyでまとめて読むのが一連の流れです。情報収集ツールとしてのPocketとはてなブックマークは、Macで併用しています。
3.Downcast:Podcast
ビデオの視聴時間が延びた一方、視覚を奪わないオーディオコンテンツの聴取時間も延びました。Podcastのクライアントには、iOS標準のアプリではなく、Downcastを使っています。再生スピードや位置、保存するコンテンツの数など、いろいろな細かい設定ができるのがお気に入り。以前は、他のアプリも併用していましたが、今はラジオ局やネットワークのアーカイブ以外は、これに一本化しました。これだけ愛してるんだし、記事を書くかな 😉
4.PayPay/メルカリ:決済
わざわざこれをリストアップさせるのも何ですが、非接触決済が選ばれる今、当然のようにこの一年で使う機会が一気に増えました。ジャパンネット銀行はPayPay銀行に変わりましたし、銀行口座を紐付けたり、コンビニATMでチャージしたり。メルカリも物品を処分した売上をチャージして、メルペイで払ったりしています。
今は、決済系はこの2つとクレジットカード、そしてKyashの4本立てです。逆にApple Payは、わざわざ使う機会がないですね。Googleの、国内モバイル決済サービス買収も気になります。
5.WeekCal:カレンダー
この一年、ビデオ会議とオンラインイベント、授業の予定ばかり登録している気がします。基本は、Macのカレンダー.appに登録して通知を設定し、それをiPhoneでチェックするためにWeekCalを使っています。他者のGoogleカレンダーとシンクロも便利。海外のウェビナーはほぼ深夜ですけどね。
ただ、iCloudの同期のタイミングなのか、WeekCalで新規登録したイベントがMac側に反映されるまで時間が掛かることもありました。また、これはmacOS/iOSのカレンダーの制限ですが、例えばプロジェクト管理サービスAsanaでは、Asana→WeekCalの一方通行の同期しかされないのが残念。
6.Spark:メール
メッセンジャーやビジネスチャットツールがどれだけ人気になっても、結局、ビジネスのコミュニケーション手段のデフォルトはメール。メールの送受信には、iOS標準のメール.appではなく、引き続きこれを使っています。
ただ、このアプリの売りである、賢いInboxの振り分けやソーシャルネットワーク的なレス、スケジュール送信などはあまり使っていません。メール.appも併用していますが、どちらも仕方なく使い続けている感じ :'(
7.Duolingo:語学学習
800日連続で使っているので、これを外すわけにはいかないでしょう。欲張って英語とフランス語、スペイン語、中国語の4つを同時進行中。UIは、ちょっと不満はあるもののそれなりに使いやすく、アップデートで機能も追加されています。会社としてのDuolingoも上場して資金調達に成功。今後もいろいろ楽しみ。
ちなみに、アプリではなくWebサービスとしての英語学習には、BooQsも併用しています。こっちは370日連続中。壮大な目標を立てなくても、毎日のちょっとしたルーティーンは、不規則が日常になってしまった日々において結構重要だと感じます。
8.Signal:メッセンジャー
デスクトップ版でも併用している、オープンソースのメッセンジャーです。個人情報をガンガン抜きまくるWhatsAppにブチ切れて、E.マスクが『Signalを使え!』とツイートしたことから、世界各地のAppストアで軒並み第1位になったのが懐かしい。エンドツーエンドで暗号化されるセキュアな点は、E.スノーデンのお墨付き。
メッセンジャーは、電話番号を共有しても構わない信頼できる相手にはSignal、アカウント名だけにしておきたい相手にはTelegramと、使い分けつつ併用しています。これも詳細は何れ別記事で!
9.Dabel:オーディオソーシャル
必ずしも視覚を奪わないライブトークアプリとして、オーディオソーシャルネットワークは人気です。Dabelは、Clubhouseの登場以前から地味に使っていたんですが、前者がコメダ珈琲店なら、後者はスターバックスコーヒーという比喩はピッタリ。雑談が難しくなった昨今、たまにしか起動していないとはいえ、Dabelを使う機会はこれからもうちょっと増やしたいところ。UIが洗練された新バージョンのベータに期待 <3
10.KAMI 2:ゲーム
敢えて一つゲームアプリを混ぜておきます。それがKAMI 2(ファミ通みたいw)。日本の折り紙にインスパイアされたというパズルゲームです。操作はいたってシンプルで、表示されるいくつかのパターンをタップして、表示されるエリアをすべて同じパターンで塗りつぶすことができばクリアです。グラフィックスも美しい。制限時間で競争したり、誰かとバトルする必要もなく、詰め将棋やクロスワードパズルのようにじっくり考えながらプレイできます。
お題をクリアしていく「ストーリー」や、誰かが作ったパズルを解く「チャレンジ」、毎日お題が出題される「デイリー」など、飽きさせない工夫もいろいろ。操作に詰まったら、広告を視聴してヒントをゲットできます。指向トレーニング兼メディテーションとして、何となく地味にやり続けています。
移動制限されたことで、出張や旅行どころか、市内の移動すら激減しました。そのため、Ingressなどの位置情報ゲームや、Swarmのチェックイン、交通系アプリも使う機会が減りました。
ただ、元々の仕事がリモートを基本にしていたこともあって、ワークスタイルにはそれほど大きな変化はないんです。使うモバイルアプリも、そこまで激変した印象はないですね。
最近注目しているのは、新しいコミュニケーションツールです。『こんなサービスあるよ!こっちのアプリの方がいいよ!』というのがあったらそれも、ぜひコメントやソーシャルネットワークで教えてください 😀