睡眠で一日の疲れはちゃんと解消されてますか?何だかぐっすり寝られないとか、なかなか寝付けない、起きても身体が怠いとかありませんか?今年は、イレギュラー続きなので、無意識にストレスが溜まっているかもしれません。規則正しい生活の基本は、睡眠(自分で書いてて苦しい…)。
スマホで自分の睡眠を分析できるアプリがいろいろありますが、今日はSleep Cycleというサービスを紹介します。私は8年ぐらい使っていますが、利用頻度が上がったのはここ4年ほど。使いやすいのに機能も豊富でオススメです。健康の基本は、バランスの取れた食事と適度な運動、そして規則正しい上質な睡眠ですからネ(お前がいうか)。
Sleep Cycleはこんなサービス
- スマホアプリを使った睡眠分析サービス。睡眠/覚醒サイクルを5段階で分析。
- スマホやスマートウオッチの加速度センサーまたはマイクを使って、睡眠の状態を細かく判断。
- 自分の身長や体重、年齢、性別などに、居場所、天候、1日の歩数などを合わせて、総合的に分析。
- 自分が寝るベッドや布団の隅に、デバイスを置いておくだけ(スマートウオッチは手首に)。
- iOS(iPhone/iPad/Apple Watch)/Android版あり。
Sleep Cycleをオススメしたい人
- 自分の睡眠の質を改善したい人
- 自分の寝相やいびきの傾向が気になる人
- 寝てもあまり疲れが取れていない人
- アルコールや薬に頼らずに、ぐっすり寝たい人
- まだ、睡眠分析アプリを使ったことがない人
- 標準の目覚まし時計機能よりも効果的なタイマーを使いたい人
Sleep Cycleのココがいい!
- 特に難しい設定はなく、一度設定すれば、後はカンタン。
- 毎日使った方がいいけれど、使える時に使うだけでもOK。
- 浅い眠りのタイミングで、自然に起こしてくれる目覚ましタイマーが快適。このためだけに使うのもいい!
- タイマーを作動させず、睡眠分析だけしてくれるモードあり(週末はこれに自動スイッチ)。
- スマートウオッチのように直接身体に触れさせなくても機能する。
- いびきや咳を判断して、自動録音してくれる。後から音声だけ手動で削除も可能。
- スヌーズ(もうちょっと寝たい)を1〜20分から自由に設定可能。
- スマホのライト部分に指先をしばらく押しつけて、目覚めたときの脈拍を簡易的に計る機能がある。
- バッテリーを食いすぎない。フライトモードにしていても動作する。
- iOS版は、ヘルスケア機能と連動。
- 睡眠データは、csvフォーマットでメール送信できる。
- Sleep Cycleユーザー2人が同じ場所で一緒に寝ても機能する。
- ある程度の機能は、無料版でも使える。
- アプリは日本語にローカライズ済み。
Sleep Cycleのココはちょっと注意かも
- スマホアプリの競合サービスは多数。
- 活動量計(アクティビティートラッカー)にも同じような機能はあり、体温や心拍を測れる分、より正確か。
- 起きたときに、脈拍を測るためにフラッシュが点灯し、カメラに指先を当てる。このとき、しっかり押し付ける必要あり(軽く触れただけでは脈の判定に失敗する!)。
- 機種変更した時など、睡眠データの移行は有料アカウントでだけ可能(1週間のトライアルを使えば1回は可能)。
- 暖房器具や扇風機が近くにあると、ノイズをいびきや咳と間違って判定される。
- 睡眠の質を改善するための、運動や睡眠時間のアドバイスや警告のような機能はない(iOSの場合、ヘルスケアと重複するし)。
- BGMや人の声も流せるが、それが眠りやすいかどうかはちょっと微妙…
Sleep Cycleの使い方
- アプリをダウンロードし、必要な基本設定をする。
- 寝るときに起動させ、ベッドの隅か横にスマホを置く(バッテリーは、50%は残ってた方がいい)。
- 起きたらスヌーズか停止。
- 時々、自分の睡眠のログを振り返る。
睡眠分析には十分過ぎる機能が、タップリ充実
Sleep Cycleでは、睡眠時間はもちろん、深さ/浅さ、就寝・起床時間、規則性、いびきなどを、日/週/月/全期間で分析できます。さらに、位置情報による天候や気圧、月による影響なども。
Webサイトにリアルタイムに表示される情報も、なかなか面白いですよ。南半球の国が、なぜか睡眠の質もいいし、就寝時間も早い。一方、日本はというと、睡眠の質のワーストランキング上位に大体入ってます :'( また、コラムにも読み物として興味深い話が多数掲載されています。
レム睡眠に移って自然に起こしてくれる、快適な目覚め!
何気に嬉しいのが、睡眠が浅く起きやすくなっている時間に、音楽がフェードインして起こしてくれるタイマーです。一般的な時間指定の目覚ましタイマーとの違いがこれで、私が一番メリットを感じている機能でもあります。出張や旅行先でも使っていましたが、このためだけにSleep Cycleを使っていいぐらい!
人の睡眠には、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」という2つの状態があるのはよく知られています。レム(REM:rapid eyes movement)睡眠は、眼球が小刻みに早く動き、脳が活発に動いて覚醒している状態で、一方のノンレム睡眠は、眼球が動かず、脳もリラックスし休息している状態です。つまり、横になってはいるけれどまだ寝てないモードと、ぐっすり寝てるモード。
Sleep Cycleは、起きたい時間までの30分の間で、レム睡眠の状態で一番自然に起きられるタイミングを判断して、ソフトな音楽を徐々にボリュームアップさせて、心地よい目覚めへとリードしてくれます。
ちなみに、2人でも分析可能 ♥
2人で寝ている場合でも大丈夫(何が)。同じベッドで寝ているパートナーのいびきがうるさいとか、普通にあると思うんですが、複数のデバイスが同じWi-Fiに接続され、Sleep Cycleが起動している場合は、相互リンクする機能があります(iOS版のみ…ただし未確認 :P)。マイクからの距離と音量で、それぞれ別人と判断するとのこと。
他には、子供を寝かしつけながら、いつの間にか自分も寝落ちしてしまうような場合は、子供に暴れられると、制度はやや落ちるかもしれませんね。もっともこの時は、ペアリングもありませんし、アプリを起動できていないケースがほとんどでしょうけれど。
自分の睡眠の傾向を知って、改善していこう!
この記事を書いているのが夜中だという点で破綻気味ですが、私は寝る直前まで、発光する画面を見つめてばかりいますし、そもそも寝る時間が深夜に掛かることもしばしばです。アルコールを適度に飲んだ夜は、結構、深く眠れるようで、睡眠時間があまり長くなくても、スッキリ起きられることが多いよう。あとは、この春以降は、なぜか土曜の夜はよく寝られるっぽい。今年の5月、ついに快眠度が100%を達成した日がありました(4年間で初)!
生活リズムの改善として、自分の睡眠の傾向を把握するところからスタートするのも手軽でいいですよ。今年は、今まで以上にストレスが多い日々が続きますし、梅雨が明ければまた外の灼熱と冷房で冷える夏がやって来るんでしょう。できることからちょっとずつでも、体調管理していきましょう。
話(噺)はちょっと変わりますが、私のオススメは、睡眠導入剤としての落語!人の声、それも喋りを商売にしている人たちの声の質というか、間、抑揚などが、聞く人に心地いいんでしょうか。ちょっと聞き取りにくいぐらいの音質でも全然OK。セルフ寝かし付けには最高です!ラジオで落語や演芸番組を聴きながら、そのまま寝ていた祖父を思い出しますが、デバイスやネットワークが変わっただけで、やってることは同じですねw 柳家 小さん師匠など、格別。
後は快適な寝具!5月は確かにベッドマットを替えたんでした。