
Uberのモバイルアプリを使って2段階認証(2要素認証)する時、なぜかGoogle Authenticatorではなく、強制的にMicrosoft Authenticatorが起動されてしまう…この問題に悩まされている人への参考です。
私のiPhoneでは、2要素認証アプリとして、Google Authenticatorをメインで使っています。Uberアプリで2要素認証するときにも、問題なく動作していました。ところが、もう一つの2要素認証アプリとしてMicrosoft Authenticatorをインストールしてから、Uberアプリを使うときの認証で、強制的にMicrosoft Authenticatorが起動されてしまうようになりました。Google Authenticatorを選べなくなってしまったんです。
Uberのヘルプにもなく、一般の検索にも有効な情報がヒットしないので、本国のサポートにも問い合わせました。しかし、回答はやる気ゼロ… :( 幸い(?)、UberもUber Taxiもしばらく使わなかったので、そのまま放置しては、時々、思い出したように試行錯誤していましたが、どうも気持ち悪い。
そこで、去年のiPhone 12への移行のタイミングで改めて挑戦し、やっと回避方法がわかりました。やっと解決!しかし、長かった…
Uberの2段階認証設定の、何が問題か?
- 2段階認証アプリとして、Google AuthenticatorとMicrosoft Authenticatorの両方をiPhoneにインストールしている状態で、Uberアプリを起動してログインするとき、強制的にMicrosoft Authenticatorが表示される(少なくとも私の環境では)。
他のサービス同様、2段階認証には、Google/Microsoftどちらのアプリを使っても構わない。問題は、Google Authenticatorを選ぶオプションがないこと。 - Uberの2段階認証は、モバイルアプリでなければ設定できない(設定されているかどうかの確認も不可)。デスクトップでは、WebブラウザーでUberのサイトへアクセスしても設定できないので、2段階認証の設定を1Passwordに残せない。
Uberの2段階認証を再設定して、Google Authenticatorに登録し、1Passwordにも登録する方法
- Uberのモバイルアプリを起動し、一旦、Microsoft Authenticatorで「2段階認証」して(設定していなければそのまま続行)、ログインする。
- 「設定」で2要素認証を一旦オフにし、再度オンにする。
- 2要素認証にその他の方法を選択する。
- QRコードとキーを表示させる。
- セキュリティーキーのテキストをコピーし、スクリーンショットも撮影する。
- コピーしたセキュリティーキーは、Google Authenticatorアプリに切り替え、手動で登録するときにペーストする。
- スクリーンショットはMacに転送して、Quick Look表示させる。QRコードを1Passwordでスキャンし、「ワンタイムパスワード」として登録して保存する。
- 設定が完了したら、ログインを確認する。
- スクリーンショットとクリップボードを、セキュアに削除する。
Uberの2段階認証の再設定は、ココに注意
- 操作に手間取って、何度も繰り返していると、一時的に強制的な待ち時間が取られてしまう。
2段階認証に使うのは、Google AuthenticatorでもMicrosoft Authenticatorでも、自分の好みで使えばOKです。ただ、『使いたい方を選べない』のは問題になる、というだけ。
ちなみに、前者がアップデートされたことでやっと両方とも、紐付いているアカウントだけで、既存のスマートフォンから別のスマートフォンやタブレットなどに、登録している情報をスムーズに移行できるようになりました!
シェアライドもフードデリバリーも、ニューノーマルな生活の中で使うシーンは増えるはずなので、どんな条件でもストレスなく使いたいですからね。