Tips:Macのアラートやダイアログボックスを マウスの代わりにキーボードで操作する

対象OS:Mac OS X
危険度:(0%)

WindowsユーザーがMacを使うときの不満の1つが、いちいちマウスを使わなければならないことが多くて、キーボードだけで操作できないことがある点です。なぜ、キーボードなのか?それは、その方が早くて正確だから。

さて、それはそれとして、Macでも操作のいくつかはマウスを使わずにキーボードで行うことが可能なのをご紹介しましょう。例えば、保存ダイアログボックス。

保存を確認するアラート

このスクリーンショットの例で言うと、ボタンがハイライトされている[保存する]ボタンをマウスでクリックするのと同じ、決定・選択の操作は、returnキーを押しても可能です。これはごく当然。

[保存しない]ボタンの周りにも薄くハイライトが表示されていますが、このボタンをクリックする操作は、shiftキーを押すことで代用できます。さらに、3つあるボタンそれぞれの間を移動するにはtabキーを使います。tabキーを押すと、ボタンの周りに薄く表示されているハイライトが次へ進み、tabとshiftキーを押すと1つ前へ戻ります。

なぜ、マウスがあるのに、キーボード操作を知っておく必要があるのか? 冒頭で説明したような、スピード重視のため?いえ、それだけでもないのです。主なメリットは2つ。

  1. もし、何らかのトラブルで、マウスが動作しなくなった場合にも、操作が可能です。『書類を編集途中でマウスが突然動作しなくなった!代わりに使えるマウスもない!しかしキーボードだけは動作している』…そんな場合に役立ちます。
  2. マウスを動かしたくない場合に有効です。『何か、定位置にあるオブジェクトをクリックする必要があって、マウスはマウスでその位置に置いたままにしておきたい。しかし、表示されるダイアログも操作したい』…そんなケースに使えます。

緊急事態に直面する前に、ちょっと試してみませんか。