

PDFへ手書き署名を追加する方法としてもう一つ、Adobe製品縛りではない、HelloSignを紹介します。人気の電子サイン用Webサービスです。
『Adobe Acrobatは使っているけれど、Adobe Document Cloud(以下DC)やCreative Cloud(以下CC)を契約するほどの使い方はしていない。でも、Adobe Signみたいな、便利で安全な署名のやり方があるなら使いたい』という人には、このHelloSignがピッタリです。Dropbox傘下のサービスなので、Dropboxユーザーはデフォルトで使えます。
PDF書類に手書き文字を入れるメリット・デメリットや、使い方などの基本的な話は、前回までの記事を参照してください。
HelloSignで、手書き文字の署名を使うと幸せになる人
- Adobe Acrobatは使っているけれど、Adobe DC/CCは契約していない人。
- Adobe Acrobatを使っていないか、使っていてもReaderの人。
- iPad+Apple Pencilを使っていないどころか、実は、まだFAXを使っている人…
HelloSignはこんなサービス
- 電子サイン専用のWebサービス(SaaS)。使いやすさと機能性が両立。
- 基本プランが無料。無料トライアルが30日間。
- Dropbox傘下で、クラウドにも強い。
- Slack、Googleドライブ、Evernote、Salesforceなどとも連携。Zapierなどサードパーティのプラグインも利用可能。
- モバイルアプリで手書きや写真撮影も可能。
- サービスラインナップには、FAXの送受信ができるHelloFAXもあり、連携できる。
- プランごとに$13/月、$24/月、$99/月(何れも年間契約)

HelloSignのココがイイ!

- Adobe DC/CCユーザーでなくても使える。
- Dropboxなど、外部サービスと連動可能。
- 分かりやすいインターフェース。モバイイルアプリも、Adobe Fill & Signアプリと同レベルで簡単。
- 署名にHelloSignの情報が入らない、ホワイトラベリング機能(競合は必ず入る)。
- 毎月3件無料で署名できるので、小規模ビジネスなら十分か。
HelloSignのココは注意
- 一部の機能が日本の環境には最適化されていない。「署名日」は、日本の慣習の「YYYY/MM/DD」や和暦表示に対応していない(名前とは別の「署名」として扱うことで回避可能)。
- 日本語のリソースが限定的。
- 署名の水平垂直比率が維持できない。回転もできない。