
OSのアップグレードは、定期的にやってくるひと仕事です。今回、macOS Ventura 13.1にアップグレードして、それなりにスムーズにいったことと、案の定いろいろなトラブルもあったので、そのことについてまとめておきます。
[追記 2023/01/25] macOS Ventura 13.2でも、一部の問題は解消されていない気がします…使いながら様子見。
macOS Ventura 13は、2022年10月末にリリースされました。私は開発者ではないので、OSのベータ版はトライしないものの、大きなプロジェクトの途中でもない限り、いつもなら割と積極的にOSをアップグレードしていろいろ試しています。
ただ今回は、年末年始に外付けハードディスクやWi-Fiルーターの入れ替えも予定していたことや、一部のユーティリティーがmacOS Ventura 13に対応するのを待つために、マイナーアップデート版の13.1がリリースされるまで待っていました。それが12月になってリリースされたので、比較的時間が確保できるタイミングでアップグレードしたというわけです。
ちなみに、macOS Monterey 12の時はこういう手順でやっていました。
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個人的に感じたmacOS Ventura 13の目立つ変更点
先に、macOS Ventura 13の個人的な印象について軽く触れておきましょう。
macOS Ventura 13の新機能については、Appleの公式ページ以外にも、いろいろなテック系サイトに情報が充実しています。私も事前に情報を少し仕入れていましたが、実際に使ってみて個人的に目立った変化だと感じたり、便利そうだと期待しているのは、主に以下の点です。
これ以外で、例えば動作が軽く高速になったとか、操作性が大きくアップした、システムのデータサイズがコンパクトになったといった印象は今のところありません。ただ、個人的にはLiveTextのためだけにでもアップグレードの価値はある!と感じています。
- 「システム環境設定」が「システム設定」という単独アプリケーションに変わり、UIも大きく変わった。iOS/iPadOSに寄せてきた印象。
- iOS 16でも使えるLiveText機能をサポート!画像の中にある視認できる文字は、コピー&ペーストできるのがとても便利。もちろん日本語にも対応している上に、精度も高い!しかも、Quick Lookでも使えるので、OCR要らず!
- やっと、ついに、ようやく、メール.appが送信時間を設定できるようになった。遅すぎるとはいえ、歓迎はしておきたい。
- ビジュアルメモを他者とシェアするのに便利な、「フリーボード」というアプリケーションが追加された。これとFaceTimeを使えば、Miro+Zoom代わりに十分(かも!?と期待したものの、描画や操作機能がKeynoteと共通でやや使いづらい)。
- iPhoneのカメラやマイクを外部入力として使いやすくなった。アダプターを使って手元を写さなくても便利。特にMac miniユーザーには嬉しいかも。